今回から始まります。


『イッテンヨンに行く前に』シリーズ!



1月4日まで、あと20日ありませんが、何としてでも書きあげます。


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第1試合 60分1本勝負
IWGPタッグ選手権試合 3WAYマッチ
ジャイアント・バーナード&カール・アンダーソン(第57代王者組
VS
ジェームス・ストーム&ロバート・ルード
(挑戦者組)
VS
中西学&ストロングマン
(挑戦者組 2010年東スポ制定プロレス大賞ベストタッグ賞受賞チーム
※4度目の防衛戦
※3チーム同時に通常のタッグマッチを行い、いずれかの1チームが勝利した時点で決着とする。


まずは、第1試合から。



2011年のドームはいきなりタイトルマッチからです!


今年の5月福岡、6月大阪、7月札幌と続けていたIWGPタッグ3way戦が帰ってきます!


このカードが決まるまでの経緯を説明いたします。



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この王者組は、実は非常に苦労人タッグです。



バーナードは、新日本のエースガイジンとして長らく活躍を続けてきました。



しかし、実力は誰もが認めるほどではありましたが、なかなかシングルタイトル獲得までには至りませんでした。



あれだけの体躯を有し、WWEで活躍した経験がありながらも今までに獲得したことのあるタイトルはニュージャパンカップのみ。



G1では決勝に上がることすらありませんでした。



シングルでは脚光を浴びることのなかったバーナードですが、タッグ戦線では自身の実力を遺憾なく発揮します。



トラヴィス・トムコとのタッグでIWGPタッグを戴冠し、08年の14ドームでは、あのスタイナーブラザーズにも勝っています。



さらに、タイトル戴冠歴こそ無いものの、リック・フーラーとのタッグでも大いに活躍しました。



次に、アンダーソンの方です。



この選手のルーツは、LA道場にあります。その後、アメリカのインディーマットで活動し、永田の代役として08年のニュージャパンカップにエントリーしたところから新日本でのキャリアがスタートします。



その後、GBHに加入し小悪党ファイトで、名バイプライヤーぶりを発揮。



タイトル戦線には絡むことはないものの、日夜正規軍を相手に好バンプを取り続け、業界内評価を一気に高めます。



この2人は08年の暮れごろから本格的にタッグを組み始め、怪力自慢の大男と技巧派の小悪党的なタッグで活躍し、IWGPタッグにも何度も挑戦します。


しかし、取れない。なかなか取れない。



09年の福岡で電撃的に復活した天コジを相手に次期挑戦者決定戦を行い、見事勝利し、翌月の大阪で当時のチャンピオンであるTEAM 3Dに挑戦も玉砕。



そして同年11月のG1タッグリーグで全勝優勝し、再び両国で挑戦しますが、ここではハードコア殺法を繰り出す3Dが延々と場外乱闘を続け、両リン決着で、王座獲得ならず。



これに納得しないBIはすぐさま再戦を要求。



この要求が通り、1・4ドーム大会で選手権試合が組まれたのですが、これがまさかの3way戦。



しかも、TEAM 3Dの3Dをアンダーソンがくらい、バーナードがカットしたものの、NO LIMITがフォールし、敗北という結末。



まさに、かませ犬状態です。



すぐさま2人は1月~2月シリーズの最終戦で、初防衛を終えた当時王者だったNLの前に現れ、再戦をアピール。



3月シリーズでも再三にわたり挑戦をアピールした2人でしたが、4・4後楽園で事件が起きます。



アンダーソンが当時所属していたCHAOSから追放を受けたのです。



これに追随するようにバーナードもCHAOSを離れ、本隊所属となり、ベビーターンします。



ここから、王者NL、BI、そして以前からNLと抗争を続けていた青義軍を交えての三つ巴泥沼タッグ抗争が始まります。



この抗争で、2人の評価が一気に上昇します。



5月の福岡では負けてしまいましたが、6月の大阪で5度目の挑戦にして初戴冠。



新日本大爆発と言われた今年6月の大阪大会でしたが、このタッグタイトル戦も多分に貢献していました。



札幌の巴戦では盤石の強さを発揮し、防衛。



9月神戸で青義軍と対決しますが、ここでも見事に防衛。



盤石の体制でG1タッグリーグに突入しましたが、ここでも事件が起こります。



G1タッグ初日の10・22後楽園で、TNAのビアマネーincと対戦しますが、ここでまさかの敗北。



反則がらみの決着とはいえ、BIがまさか敗れるとは・・・という衝撃が会場に充満しました。



バックステージですぐさま、2人はいつものごとく再戦をアピールしますが、タイトルマッチを行えるくらいのビックマッチは12・11大阪と12・12愛知、12・23後楽園、明けて翌年1・4ドームの4大会くらい。


大阪と愛知ではどちらかでタイトルマッチが行われるでしょうが、ここで挑戦者として上がってくるのは、G1タッグの優勝チームでしょうし、12・23はドーム間近ということで可能性は低い、そしてビアマネーincはG1タッグにエントリーせず・・・ということは、ドーム参戦が濃厚となったわけです。



そして、G1タッグではもう一つ業界レベルでの事件が起こります。



それは、中西&ストロングマン組の出現です。



大方の予想を覆し、ベスト4に輝き、その圧倒的の肉体で会場の雰囲気を持ってってしまいます。



たとえ、勝とうが負けようが関係なしに観客のハートをがっちり掴んでしまうという鉄板タッグが現れたのです。



G1タッグで大活躍をしたものの、ストロングマンはこれでメキシコへ帰国。1シリーズ限りのタッグ結成ということとなりました。



と、誰もが思っていた12月上旬のことです。



おそらく、新日本プロレスの誰もが予想し得なかったことが起こります。



この中西&ストロングマン組が東スポ制定のプロレス大賞最優秀タッグ賞を受賞してしまったのです。



ということは、今年1年で最も活動を評価されたタッグチームということです。



この受賞を新日本プロレスは非常に重く受け止め、ドームでのタイトル挑戦を決定しました。



かくして、ドームの第1試合でIWGPタッグタイトルマッチが3way戦で行われることとなったのです。



ここまでがこのカードが組まれることとなった経緯です。予想外に長くなってしまいました。



次回はこのタイトルマッチの展望、見どころを書きたいと思います。





ついに、新日本、2011年1月4日東京ドームの全カードが発表になりました!


先に感想を言ってしますとですね。



「これぞ、超豪華カード!!!!!!」



といった感じですね。


■「レッスルキングダムV in 東京ドーム」
2011年1月4日(火)東京・東京ドーム
15:00開場/17:00開始
 
第11試合 60分1本勝負
IWGPヘビー級選手権試合
小島聡
(第55代王者)
VS
棚橋弘至
(挑戦者)
※2度目の防衛戦
 
第10試合 30分1本勝負
The Absolute Exhaust
真壁刀義
VS
田中将斗
 
第9試合 30分1本勝負
NJPW vs NOAH Battle Combustion II
中邑真輔
VS
潮崎豪
 
第8試合 60分1本勝負
TNA世界ヘビー級選手権試合
ジェフ・ハーディー
(王者)
VS
内藤哲也
(挑戦者)
 
第7試合 30分1本勝負
NJPW vs NOAH Battle Combustion I
後藤洋央紀&岡田かずちか
VS
杉浦貴&高山善廣
 
第6試合 60分1本勝負
IWGP Jr.ヘビー級選手権試合
プリンス・デヴィット
(第60代王者)
VS
飯伏幸太
(挑戦者)
※4度目の防衛戦
 
第5試合 30分1本勝負
NO JUSTICE, NO LIFE
永田裕志
VS
鈴木みのる
 
第4試合 30分1本勝負
NJPW-TNA Greatest Showcase
ロブ・ヴァン・ダム
VS
矢野通
 
第3試合 無制限1本勝負
DEEP SLEEP TO LOSE
天山広吉
VS
飯塚高史
※試合の決着は絞め技等により相手を失神させた場合のみとする。
フォール、ギブアップ、リングアウト決着はなし。反則は通常ルール。
 
第2試合 30分1本勝負
ROAD TO FANTASTICAMANIA
獣神サンダー・ライガー&エクトール・ガルサ
VS
マスカラ・ドラダ&ラ・ソンブラ
 
第1試合 60分1本勝負
IWGPタッグ選手権試合 3WAYマッチ
ジャイアント・バーナード&カール・アンダーソン(第57代王者組)
VS
ジェームス・ストーム&ロバート・ルード
(挑戦者組)
VS
中西学&ストロングマン
(挑戦者組)
※4度目の防衛戦
※3チーム同時に通常のタッグマッチを行い、いずれかの1チームが勝利した時点で決着とする。
 
第0-2試合 20分1本勝負
ワールド・プロレスリング インビテーションマッチ
金本浩二&田口隆祐
VS
ケニー・オメガ&タイチ
 
第0-1試合 20分1本勝負
ワールド・プロレスリング インタープロモーショナルマッチ
井上亘&タイガーマスク&タマ・トンガ&本間朋晃
VS
高橋裕二郎&石井智宏&外道&邪道
※16:25開始予定



どうですか?素晴らしくないですか?



1・4ドーム大会の開催を発表した時点で菅林社長は、


「世界の強豪選手を集める!」


と豪語しておりました。



その言葉を聞いた当初は、「強豪っていっても、どうせ60歳overのレジェンドでも連れてくるのかな?」くらいにしか考えていませんでしたが、見事な菅林マジック!!!



気持ちよくこちらの目算、打算、期待を裏切るマッチメイクの数々・・・



カード発表会見をUストで見ていましたが、鳥肌が立ちました。



今年の6月から開設し、ゆるゆるだらだらと続けていたこのブログですが、この“魂をゆさぶられた”カード達を自分なりに発信したい。プロレス者として何かを発信したいと思いました。



普段、全くプロレスを見ない人たちに伝えるのは無理かもしれない。



しかし、せめて普段、新日本を見ないというプロレスファンの人たちには何かを伝えたいと思いました。



なので、本ブログを用い、ささやかではありますがプロレス界に貢献すべく、各カードについて予習できるような記事を書いていこうと思います。



このカードが持つ、意味、重要性、背景、展望、期待などなど…



月に何人も見ていないこのブログですが、精一杯書きます。



たとえ、未来の自分へと向けた回顧録になろうとも書きます!

今回は各団体のエースを考えてみます。


以下、エースって呼んでいいんじゃないかって思う人たち


新日本:棚橋、中邑、真壁


全日本:武藤、諏訪魔、カズ、みのる(フリー)


NOAH:丸藤、KENTA、潮崎、杉浦


みちのく:サスケ、ハヤト


大日本:伊東、アブ小、関本、葛西(FREEDOMS)


DDT:HARASHIMA、飯伏、ディーノ、大社長(ユニオン)


ZERO1:大谷、田中、日高



前回、エースに必要なものについて「強さ」と「信頼」の2点を挙げました。


上記の選手たちもそれぞれに強さとファンからの信頼を勝ち得ていますが、いくつかのタイプに分かれると思います。



一つ目は、自分がエースである、団体を引っ張るという自覚がある『責任型』


棚橋、大谷、武藤などが当てはまるでしょう。


自らが団体を引っ張ることを公言し、ファンの声援を力に変えるような闘い方をします。




二つ目は、強さを前面に押し出し、実績で引っ張る『実力型』


カズ、日高、丸藤、杉浦、飯伏、HARASHIMA、関本、伊東などがこのタイプだと思われます。特別なマイクなどはせずとも圧倒的な実績を掲げて団体を引っ張る選手たちです。



三つめは、鋭いマイクで現状にメスを入れることで支持を得た『ダークヒーロー型』


中邑、真壁、KENTA、葛西、鈴木みのる等が当てはまるでしょう。このタイプは言ってることが正しく、また言葉の選択にも長けているので、ファンの支持が集まりやすいです。その分、反体制的に見られることも多いですが、それがまた支持層からの声援を一層集めます。長州力なんかもここにカテゴライズされるでしょう。



4つ目は、若くしてトップに立ち、ファンの期待を集める『勢い型』


諏訪魔、ハヤト、潮崎などがそうでしょう。やはり人はスーパールーキーには期待するものです。若いうちにトップ戦線に食い込むことで、「○○の未来を担う」とか「次世代の~」などと形容せれることが多いです。



最後は、強さという点では多少の頼りなさは感じるものの、圧倒的な支持率を武器にする『人気型』


ディーノ、大社長、アブ小、サスケ等が属します。このタイプは、どんな試合であっても自分のカラーを打ち出すことが可能です。また、ファンの支持率が異常に高いので、王座を獲得した場合はピープルズチャンピオンに化ける可能性がとても高いです。いつ、いかなる場面でもベビーフェースで試合をリードします。




いろいろ挙げましたが、現在のプロレス界で絶対的なエースと呼べるレスラーが4人います。



1人は諏訪魔。


全日本で新世代軍を興し、上半期は鈴木達と激しすぎる抗争を繰り広げました。

元々、ポテンシャルは非常に高い評価を受けていましたが、8月の両国での鈴木みのる戦で、対外的にも一気に存在感を知らしめました。今の全日本を引っ張っているのは間違いなく彼でしょう。



2人目はKENTA


今年の上半期は負傷欠場で棒に振ったものの、復帰後は精力的に発言・活動しNOAHマットの活性化を促しています。その発言はあまりにも鋭いが、内容は全くの正論であり、ファンの誰もがうなずけるものです。また、生来のものなのか、マイクのセンスもあり、NOAHマットにおける大河ドラマの演出家と言えるでしょう。彼がマイクを持つと客席の視線がグッと彼に集まります。ケンコバとユリQも認めるプロレス界のエースです。



3人目は、HARASHIMA


DDTにとってはまさにエースです。これは、昨年の石川修司の初防衛戦にファン投票によって選ばれたことからも明らかです。あまり他団体に出て行かないので、業界内評価はいま一つですが、両国の関本戦など、DDTを守ることにかけては無類の強さを見せます。これこそがエースだと思うのです。団体のピンチに、自信を持って送り出せるだけの信頼を勝ち得ているかどうか。HARASHIMAにはそれがあります。



4人目は、棚橋


ナルシストキャラで、自らをエースと自称する棚橋ですが、ファンは自ら重い十字架を背負っていることを知っています。外敵にベルトが渡ったなどということとは比べるべくもない、新日本が迷走を続け、観客動員が著しく落ち込む大ピンチに彼はベルトを手にしました。それはつまり、自分が看板になって団体を引っ張り上げるという覚悟が彼にあったということです。彼は、いくつもの新日本のピンチを救ってきました。これからも彼は自らをエースと自称し、ファンはここぞのピンチには棚橋に声援を送ります。ファンとエースの理想的な関係だと思います。




現代のプロレス界は、エース不在だの、人材不足だの言われていますが、人材はそろっています。業界を代表するエースになりえる選手もいます。これから各団体のエースに求められることは、外に発信することです。


まず、業界全体に、そして外に――



やはり、プロレス界にはエース=リーダーが必要です。