2010,3,7
インド・ブッタガヤ
どぉもぉ、ゆうたです。
ブッタガヤを去るときに、
一通の手紙を貰ったから、
紹介します。
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小川雄大さん、はじめまして。
私はブッタガヤで生まれ育ちました。
気付いたときには、
私には両親がいませんでした。
私は牛の糞に産み落とされたので、
幼いときから、汚い、汚いと、
多くの人から、けなされて育ちました。
でも、
私はこの世に生まれてきたことを、
後悔なんか1回もしていません。
両親を恨んだことも、
1回もありません。
どんなに汚くったって、
どんなにくさくったって、
笑うことはできます!
誰かに優しくすることもできます!
自分に優しくすることもできます!
ある日
私は飛んでもいいんだよって、
自分を許しました。
自由って、
きっと、自分を許すことから、
始まると思うんです。
それから、私は大空を自由に飛んでいます。
ただ自由といっても、
いつも警戒はしています。
自由には危険が伴います。
鳥だったり、
新聞紙だったり、
粘着テープだったり。
油断した私の兄弟は、
死んでしまいました。
警戒はしていますが、
おびえる事はしません。
おびえて何もしないくらいなら、
私は自由に飛んで死にます。
空を飛んでいると、
素敵な彼に出逢いました。
ぷ~ん
香ばしいうんこの匂い。
ぶーん
どんな音楽家でも奏でることのできない、
素敵な羽音。
こんな素敵な彼に出逢うなんて、
生まれてきて、
本当に、本当に良かった!!
いつも、うんこをめぐるデートに、
私たちの笑顔が絶えません。
きしむ、うんこの上で、
優しさ持ち寄りぃ~♪と
彼は、素敵な声で唄ってくれます。
・・・・・・。
そんな彼も、
こないだ鳥に食べられてしまいました。
悲しくて飛べない日も続きましたが、
そんなことをいつまでも言ってはいられません。
私には彼の子を生むという、
仕事があります。
それはどんな命にもある、
仕事です。
両親がしてくれたように、
私も温かいうんこの中に、
卵を産みます。
この子が、食べ物に困らないように、
そして、私のように自由に
空を飛びまわってくれることを祈って。
ゆうたさん、
ありがとう。
グプタさん家の近くに住む、
ハエより。