地球に舞い降りたドラマたち -12ページ目

地球に舞い降りたドラマたち

ボクが感じたものがたりを載せていきます。

2010,3,7

インド・ブッタガヤ


どぉもぉ、ゆうたです。


ブッタガヤを去るときに、
一通の手紙を貰ったから、
紹介します。

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小川雄大さん、はじめまして。


私はブッタガヤで生まれ育ちました。


気付いたときには、
私には両親がいませんでした。


私は牛の糞に産み落とされたので、
幼いときから、汚い、汚いと、
多くの人から、けなされて育ちました。


でも、


私はこの世に生まれてきたことを、
後悔なんか1回もしていません。


両親を恨んだことも、
1回もありません。


どんなに汚くったって、
どんなにくさくったって、


笑うことはできます!


誰かに優しくすることもできます!


自分に優しくすることもできます!


ある日


私は飛んでもいいんだよって、
自分を許しました。


自由って、
きっと、自分を許すことから、
始まると思うんです。


それから、私は大空を自由に飛んでいます。


ただ自由といっても、
いつも警戒はしています。


自由には危険が伴います。


鳥だったり、


新聞紙だったり、


粘着テープだったり。


油断した私の兄弟は、
死んでしまいました。


警戒はしていますが、
おびえる事はしません。


おびえて何もしないくらいなら、
私は自由に飛んで死にます。


空を飛んでいると、
素敵な彼に出逢いました。


ぷ~ん


香ばしいうんこの匂い。


ぶーん


どんな音楽家でも奏でることのできない、
素敵な羽音。


こんな素敵な彼に出逢うなんて、
生まれてきて、
本当に、本当に良かった!!


いつも、うんこをめぐるデートに、
私たちの笑顔が絶えません。


きしむ、うんこの上で、
優しさ持ち寄りぃ~♪と


彼は、素敵な声で唄ってくれます。


・・・・・・。


そんな彼も、
こないだ鳥に食べられてしまいました。


悲しくて飛べない日も続きましたが、
そんなことをいつまでも言ってはいられません。


私には彼の子を生むという、
仕事があります。


それはどんな命にもある、
仕事です。


両親がしてくれたように、
私も温かいうんこの中に、
卵を産みます。



この子が、食べ物に困らないように、
そして、私のように自由に
空を飛びまわってくれることを祈って。



ゆうたさん、
ありがとう。




グプタさん家の近くに住む、
ハエより。