日本企業の売上計上基準 | 会計士が起業をサポート!

日本企業の売上計上基準

昨日から仕事始めでした。


いやー、久しぶりの仕事で疲れました。


2日目の今日はだいぶペースもつかめてきました。

今日からブログもどんどん更新していきます。



さて、久しぶりに会計の話。


世の中の会計の流れを知っておくことは、

会計に関係ない世界にいる人にとっても重要な話です。


今、日本は、日本独自のやり方で帳簿をつけて

独自のルール(会計基準)で財務諸表を作成しています。


島国日本だけで活動する企業にとっては、

何の問題もありません。


しかし、国際的に活動する企業にとって、

かかわってくるのは、日本人だけではありません。


外人と取引するし、投資家も日本人だけではありません。


外人は、自分の国のルールと、日本のルールが違った場合

安心して取引や投資ができません。


すなわち、日本の会計基準なら、利益が100億

出ていたとしても、外国のルールなら、

100億の赤字になる場合もあるということです。


国ごとに会計基準が違うのは、不都合が多い。


そこで、世界的に統一された会計基準をということで


会計基準ができました。


IFRSは100カ国以上で採用されている
グローバルな会計基準です。


以下が世界で採用している国(採用予定)です。


↓トーマツのHPより。


売らせる会計士が監査やってます!

日本は、2015年または2016年からIFRSを

強制適用するかどうか、2012年に決定する予定です。


導入は避けられない動きのようです。


理論的裏づけのない会計処理は全て認められなくなります。


具体的には、売上計上基準。


今日本の多くの企業は、売上を出荷した時点である

出荷基準で売上を計上しています。


つまり、工場からトラックが出た瞬間に売上を計上します。


お客さんは、受け取って現物を確認した時点、

つまり検収基準で仕入を計上します。


出荷基準と検収基準には、タイムラグがあり

必ずしも一致しません。


どうしても売上をあげたい場合は、早めにトラックを

出発させることで、売上を水増しすることも可能です。


そもそも、売上は出荷基準で計上すべきではないと

思います。


お客さんが認めて、はじめて売上となるはずです。


なぜ、日本は出荷基準となってしまったかというと

税務の影響が大きいです。


税務では、売上を早めにあげてもらえれば、

利益が増えて、税金が増えます。


ですので、税務は出荷基準が望ましいわけです。


日本は税務=会計が当たり前でした。


税務は、税金を取ることが目的。


会計は、会社の実態をありのままに表すのが目的。


全く目的が異なるのに同じ会計処理をやった場合には

当然不都合が生じます。

IFRSが導入された場合、出荷基準は認められなくなる

可能性があります。


そうすると一時的に、企業の売上が減ることも考えられます。


実務的にもどうやって売上を把握するのかという問題も

出てきます。


困ってしまう企業も出てくるわけです。


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