いま、いちばんお気に入りの1冊




読後感を一言で綴るならば、

「これを読んでから、ムーミン展に行きたかったぞ!!!」


冒頭から、半ば後悔にも似た感想となり
ましたが・・・。

本著は、ムーミンの原画や漫画、それ以外の数多くの作品、
ヤンソンさんのア
トリエや過ごした島々のこと、家族のこと。

それから、著者の冨原眞弓さんとの交流についてetc.
トーヴェ・ヤンソンさんのライフワークが、ぎっしりと且つ
丁寧に集約されている1冊です。

ちなみに、展覧会を鑑賞した後日に購入したため、
事前に目を通すことなんて不可能だったのですけれどね^^;



私は、ムーミンのお話ばかりか、その中に登場する
不思議な彼らたちについての知識などもほとんどなく、
ましてや、トーヴェ・ヤンソンさんについても然り。

けれども、展覧会の規模の大小にかかわらず、
時間が許せば、旅先であっても美術館などで
作品を鑑賞することは
楽しみのひとつです。

今回の「MOOMIN! ムーミン展」の感想については、
まだブログ用の記事としてまとめてはいませんが、
原画展で数多くの作品を堪能してからというもの、
貴重な原画の素晴らしさや、その不思議な世界観の
深みにすっかりはまってしまい、日を追うごとに
いろいろと考えさせられている今日この頃です。




そんな折り、
作品を鑑賞するだけでは得難かったことも、
本著によって、トーヴェ・ヤンソンという、ひとりの
アーティストの生き方や家族たちとの関係などを通して、
別視点からもたらされたことは、たいへん興味深く、
私には大きな収穫となりました。



具体的には、

日々の生活の糧を得るためには、
彫刻家である父親よりも、挿絵画家の母親が、
雑誌の表紙や挿絵を描いていたという・・・、
日常そのものがアーティスティックな生活環境。

幼い頃に身についた、絵とお金についての価値観。

そして、母親の存在の大きさについて。

自分自身と比較するのもいかがなものですが、
私の置かれている環境とはかけ離れた日常生活と、
娘に対しての母親像。

いま現在、子育て中という立場の私には、

《日々の生活環境の影響力の大きさ》という、
その一点においては、再確認することにも繋がり、
あらためて自らを顧みるきっかけにもなった、
2014年の母の日の今日。

おそらくや、
娘が幼い頃からムーミンに興味を示していなければ、
トーヴェ・ヤンソンさんのことすら
詳しく知らずに
過ごしていたであろうと思うと、
娘の存在には感謝しています。


以前、マリメッコのデザイナーとして有名な
マイヤ・イソラさんの自伝的著書を読んだ時も
今回とほぼ似たような心象を受けたものです。

なお、『マイヤ・イソラ』のレビュー記事はこちらです。


概して、私は著名な作品やキャラクターを通して
そのアーティストに傾倒することが多いです・・・。

今回もまたひとり、この歳にして感化される方との
出逢いに感謝しつつ、
次は、我が家の本棚の上段に置いてある
『ムーミン童話全集』を手に取ってみようかな、と。


本日もご訪問下さり、ありがとうございました。


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