ドラニイ | Super Fantasy World~空想世界~

ドラニイ

今朝、怖い夢を見ました



その夢の中では、俺は誰かと一緒でした


その誰かと一緒に、俺は、何かから逃げていました


恐怖に駆られ、捕まるまいとして、必死に逃げ回っていました


逃げている場所は閑散としていて、草が大量に生えていて、周りは寂れていました


家も、あったのか無かったのか、逃げるのに必死でよく覚えていません


とにかく、その「何か」から逃げおおせる為に、逃げていました



そして、ある所まで来た時、その「何か」に追い付かれてしまいました


追い詰められた俺達は、その「何か」を蹴り飛ばして、動けなくして、傍にあった小さな隠れ場所に隠れました


そこは本当に小さくて、2人で入るので精いっぱいというところ


汚くて、ごたごたしていて、外界を遮断する扉も小さくて、そして、その扉は立てかけ式でした


「何か」は、そこに俺達が隠れた事に感づき、扉を引きはがしました。


そして、扉に張り付けてあったヤツをこちらに投げ、気味悪く笑いました


捕まりたくない……


その一心で、「何か」を殴りました


「何か」はあっけなく吹っ飛びました。


チャンスだ!と思い、俺は、投げられたそれを家の庭の方へ投げ、助けを乞いました


するとそこへ、女の子が、庭に出てきました


学生服姿だった、ということだけは覚えています


その女の子はしばらくこちらを訝しげに見た後、踵を返して中に引っ込んでしまいました


駄目かと思いあきらめかけた時、別の住人(長身の男性で、着物を着ていました)が、今度は窓の向こうに現われました


また俺は、声をからして叫びました


「助けてくれ!助けて!」


その声が届いたのでしょうか、男性はこちらに来てくれました


今になって不思議に思います。こちらとあちらは木のフェンスで遮られていたはず……


何でおれは、住人の姿を見ることができたのか……?


それは置いといて、とにかく、男性は助けに来てくれました


男性は何故か、俺の口の中に指を突っ込んで、歯を撫で始めました


俺は訳が分かりませんでした。しかし、助けを乞いました


そしてその時、無意識のうちに、「何か」の名前を言いました


「助けて下さい……助けて下さい、ドラニイに、追われているんです」


男性は、意外、という感じで「何!?」と言って、そこで、夢は途切れました




実はこの夢、観たのは2度目なんです


いつ観たのかは分かりませんが、見たんですよね……