チェ・ヨンは王命を受けた。高麗武士の名に懸けて天界の医員をお帰しすると言う約束と己との誓い。今それが成されようとしてる、瞬間!
-王命-
「天界の医員をお引き止めするよう王が命じられた」到底信じられないチェ・ヨン
この王命とは、一体どれ程の物なのか?時代劇では武士がこれに背けば死に値する。死罪を免れたとしても、それなりの重い刑は受ける事になり、死よりも辛い人生を歩む事に。
シンイのドラマの中のあるシーン 犬に例えて飼い主は犬を食べようと湯を沸かす、その横で叩たく、何故?肉が柔らかくなるから、でも縄が切れると逃げる、何故?痛いから!飼い主が呼べば戻ってくる!それが死を意味する事でも…犬だから。
絶対服従の関係。こんな時代に生きた武士、ヨンが後半手の震えで剣を落とした時、ストレスはもうピークだったんだろうと、そんな気がする。
チョ・イルシンの「王命に背くのか?」この一言で、ヨンの心は完全に崩れ頭より先に心と体を動かしていた。
光に向かって走り出したウンスをヨンはいとも簡単に追いつき捕まえた。
こうしてウンスは天界に戻るチャンスを失う。天門は跡形も無く閉じてしまった。ウンスの勇気を出すタイミングがちょっと遅かったばかりに…私の個人的な意見。ドラマはこのようにして、作られます。
ヨンはウンスに自分の鬼剣で刺される事に。
逆上したウンスはヨンが、ウンスを捕まえる時に怪我でもしたら大変ととっさに地面に刺して置いた鬼剣を手に向かってきた。ドラマでは伝えられないヨンの優しさは小説にはちゃんと記してある。
その小説でのヨンの心情
ヨンはこの虚しい人生を終わらせたいと思っている。
この任務が終わったら宮を出て自由になれると信じていたヨン。何故に?
早く死にたかった本当の理由、生きる理由が無いと思っているヨン。
そんなヨンは生きる理由を自らの手で捕まえた事をまだ知るよしも無い。
出会いは運命なんだろうか?どの時代でも。
ウンス…「ヤクソッケッチャナー」約束したじゃない?
약속 해 지않아
「トリョボネジュンダ ゴ ヘッチャナー」帰してくれるって言ったじゃない?
돌려보내 준 다고 해지않아
重たい鬼剣をもって走って来るウンス、ヨンは胸を張って狙いを定めやすくする。そして鎧を突き破って入って来た。そして止まる。ヨンは両手でウンスの手を覆って一気に押し込んだ!
「これで許してくれるか」倒れ込んだヨンがウンスの耳元でささやいた。
高麗の武士ヨンにとって、守れなかった約束は=死で償う。
そして命の大切さを誰よりも解っている医者のウンス。
自分の行動にもヨンのとった行動にも、信じられない思いのウンス。でもウンスの医者としての、血が黙っていなかった!
「諦めるには まだ早い」ウンスはこう思った。
この4章で、ヨンはウンスが自分を呼ぶ時の「サイコ」この意味を知る。
かなり強烈な意味合いが有るにせよ、何故か似合ってるような気がする、このマスクに。意味はともかく、良い響きだ!
何度きいても、正確に聞き取れなかったヨンのセリフ…私にはこのように聞こえました。
이러면 용서 해 줄거지…「イロミョン ヨンソ ヘジュッコジ?」 これなら許してくれるか?