次の日、俺たちは普段通りに帰り道を歩いているとUの後ろ姿を目撃した。
「U、なんでここに?今日は部活がある日って言ってたよな?」
俺は疑問に思いながら声を掛けた。
「毎日の練習が急激に辛くなってやめた。」
「やめた!?」
「あぁ、正直面倒になったんだよ。」
Uは気だるそうな表情で去って行った。
数日後、Uは何もすることが無かったが一応何かしようと外へ出た。
(これから俺、どうしよう…)
結局、Uは昔トレーニングに訪れていた公園へとやって来た。
(ちょっと前まではこの運動場でよく走ったなぁ…あれ?別の人がここでジョギングしている?)
回想から我に帰ったUはその人物の存在に気づいた。すると、その人物は走るのをやめてこちらに近づいた。
「ねぇ、こんなところで何を?」
「ライト!?っていうか逆にこっちが言いたい台詞だよ!!」
Uは意外にとても驚いた。
「ライトがこの場所に来るなんて思ってなかったからな。」
「一緒に住んでいる彼に話したら『珍しい』って言われたほどだからね。」
Uはしばらく黙るとこう言った。
「ライトって、すげぇな…」
「すごい?」
「だって俺は昔から飽きっぽくてさ、部活も長続きしなかったんだぜ…」
「確か前にそんなこと言っていたね。」
「だから俺はライトみたいになれる気がしねーよ…」
ライトは少し考えて聞いてみた。
「Uって、なんで部活を始めたの?」
「そりゃ楽しそうだったからに決まっているだろ!まぁでも『楽しいから』って理由だけで続けられる訳じゃないけど…」
「もしかして、ただ忘れているのかもよ。」
それは不思議なアドバイスだった。
「どうゆうこと?」
「『楽しそうだったから』っていう理由は嘘じゃないんでしょ?だからさ、そんな感覚を忘れないために鏡を見るように自分自身を見つめ直すことが必要だと思うんだ。」
「『自分自身を見つめ直す』か。もう一回、がんばってみようかな…」
Uはそう感じた後、ライトと別れた。
実は数日前
「ライト、なんでジョギングを?」
「Uの考えを理解するためだよ。」
『今回の名言』
鏡を見るように自分自身を見つめ直すことが必要