こんばんわ。
勢いに乗ってまだまだ描くよ。
つい先日のことだけど、『けいおんShuffle』の1巻が出たので、さっそく買ってきたのだ。
実は初連載の時にきらら本誌は買ってたのだけど、こうして単行本を手にするとやっぱり感動するなあ。
まあ、やっぱりかきふらい先生は『けいおん』からは逃れられないんだなあ、って改めて思っちゃうんだけど、本人も楽しんで描いてるのが分
かるので、そこはいいのかな。実際キャラを総とっかえした『けいおん』でしかないが、やっぱり面白いからな。まあノリはそのままだからね。
さてこの作品で面白いのは、なんといっても前作の『けいおん』との関係なんだよね。分かりやすく世界観がつながってるし、明らかに同じ地
域の話だろう。すくなくとも同じ町内での出来事だろう。
主人公たちが桜が丘高校の新歓ライブを見に行ってる(澪や律の衣装からして間違いない)し、時系列としては軽音部発足のタイミングだろ
う。
澪ちゃんのパンツネタもあるし、やっぱり水色のしましまだったんだな、と改めて分からせてくれる親切設定(??)。
世界観が同じで時系列的にも前作を踏襲してるけど、特に澪&律の登場率が非常に高い。なぜだか分からないが、個人的にはこういうメタな
展開は好きだなあ。まあ単に前作を知ってる読者サービスの一環かも知れないけど。
おまけページにも登場する二人。よっぽど好きなんだろうなあ、これならけいおん続編の方がよかったんじゃないか、なんて…。
とはいえやっぱりメインはここじゃないから、シャッフルされたキャラクターもなかなか面白いよ。
いまだにキャラの名前は把握できてないけど、ノリが前作を踏まえてるのでやっぱり楽しいんだよねえ。最初は3ピースなのかと思ったらちゃ
んと4人になったし(あれ、5人かな?)、まだオリジナル曲もないけど、今後は前作みたいにオリジナル曲出したりするのかな。ただ今回は唯ち
ゃんみたいな絶対音感持ちとかスキルを持った子がいないし経験者もいない(少なくともメインの3人は)から、まだまだ先の話になりそうだな
あ(まず3人で合わせることすら出来てないし…)
まだコード押さえる段階だから前途多難…てゆうかさ、これって「Gのコード」の間違いじゃないか、と思うんだけどな。Cコードって簡単な運指
だし、初心者がまずつまづくのがバレーコード(Fのコードとか)とGのコードだと思うんだけどなあ。Cのコードすら「おさえられるようになった」レ
ベルの初心者ってことなんだろうか、でもそれだったらGのコードなんて異次元レベルの難しさになっちゃわないかなあ。運指表見ただけだと
どうやって押さえるのが分かんないからね。
前作のギタリストは特殊スキル持ちだったからか、そういう描写はなかった(特にあずにゃんは熟練だったし)けど、今回は完全なる「素人」か
ら始める設定になってるみたいだね。
さて今作で欠かせないのは、やっぱり前作との絡みになるんだけど、1巻めにしていきなり大胆な展開があるのだ。
桜が丘高に潜入する件りがあるんだけど、そこで思いっ切り前作のキャラを出してるのよね。さわちゃん先生やわちゃん(和)はもちろん、なん
とHTTの4人まで!時期的にあずにゃんがいないとか、ちゃんと時系列を守ってるのも芸が細かい。なにしろ新歓ライブの頃だからまだあずに
ゃんは入学すらしてないからな。てことはいずれ時が経ったらあずにゃんも出るのかなあ、なんて期待しちゃうなあ。
まだHTTの名前はないのでちゃんと「桜高軽音部」の名前になってる。もはやこれは『けいおん!』のスピンオフみたいになってるな(前作のキ
ャラはいないけど、前作の設定や世界観のスピンオフ)。
てゆうかさ、これって前作読んでること前提の作品になってるよね。前作読んでない人には分からないネタ満載だしなあ。
『けいおん』の連載が2007-2010年だというのに(アニメですら2009年だし)、下手したら今初めて読んだ人にはまったく伝わらない作品になって
しまいかねないところを、ちゃんと前作ネタがなくても楽しめる作品になってるのは、当たり前だけどすごいなーって思うよね。
さて、こうなるとアニメ化にも期待しちゃうんだけど…どうなんだろうね。シリーズ展開でいくと、当然京アニにお願いしたいとこなんだけど、少
なくとも2年後くらいなら京アニいけるかな、とも思う(無理はしないでほしいけど)。
声優さんも前作と同じ声優でお願いしたいけど、そこは問題はないだろう。あくまでもメインはShuffleのキャラだから。
あと気になるのはやっぱり楽曲だよね、今後オリジナル曲が出てくると、その三次元での実際の曲にも期待してしまうというか…。
まあアニメ化はある程度見越しての企画だと思うし、いつになるかは分からないが、ちょっとは期待しておこう。