いつか終わりはやってくる。
そう。それは変えられないもの。
そしてまた1つ、かけがえのないものが終わった。
Wake Up Girls! FINAL LIVE ~想い出のパレード~
最後のステージを作り上げる1つの光として、ぼくはさいたまスーパーアリーナの200レベルで最高の笑顔を
していた。
【変わらない風景】
運命の日3/8を迎える。
HOMEツアーではあまり物販に対して朝から並ぶことがなかったぼくだけど、この日は普段行動を共にしているワグナーと4:30から物販へ。
風が冷たく寒い。
全然寝れてなくて眠い。
最高にお腹が空いた(オレモー)
だけれども、内心そんなに苦ではなかった。
いつものワグナーたちと一緒だから。
それもあるだろう。
〈ここまで真剣に物販を並んで楽しむことが出来るコンテンツはこれしかない。そしてそれが出来るのはこれが最後なんだ。〉
そう感じたからだと思う。
そんなこんなで物販開始。
直前での限数発表。最後までWUGらしい。
いつも通りの景色が見える。
買ったブロマイドを早々に開封し、不足しているものを探す。推しを求めて声をあげる。
ぼくも必死に推しを交換してもらった。
円盤購入特典は計63種類。推しだけでも集めるぞと、これまた仲間内で協力しあってゲットした。
【最後を痛感した】
そんなこんなで、気付けば公開リハーサル。
単番でしか申し込めないため、いつもわちゃわちゃやってる知り合いたちは周りにいない。
指定された席につき、静かに準備を進める。
ふと横から声が聞こえた。
「広いなぁ……ここでやるんだ……」
そうだね。ここで、あと数時間後に最後を迎える。
つい頷いてしまった。
そして始まったリハーサル。
呼び込みで入ってきたWUGちゃんは、どこか緊張気味で、浮わついた感じにも思えた。
本公演ではやらない2曲をやると言われた。
そうだよね。そのくらい彼女たちはたくさんの楽曲たちと向き合ってきた。仕方ない。
・止まらない未来
あれ、リハーサルだよねこれ。
ボロボロになって泣いた。やっと聴けたこの曲。
失敗を乗り越えて、明日はほら生まれ変わる。これからも。
・リトルチャレンジャー
もうこの7人はリトルチャレンジャーではない。
そう思っていたけど、SSAへチャレンジするんだよね。
そしてその先、個人になったらまたチャレンジなんだ。彼女たちはいつまでもチャレンジャーなんだ。
MCも本公演ではほとんどないと言われた。
そうか、ぼくの大好きなこのうまく締まらないMCが聴けるのも最後なのか。
リハーサルで、ひしひしと〈最後〉というものを感じとるようになった。
【オタク交流会】
リハーサルを終えておのおの思うところを語りながら、いつも通りお昼ご飯。
相変わらずの大所帯ないつものメンバーで、お昼にありつけたのは焼き肉だった。
うんめーにゃ。
Wake Up,Girls!への感想を語るかと思いきや、ほどほどで、あちらこちらから聞こえるマネージャー山下七海であったり、草ブレードの有効活用性を見出だしているオタクがいたり。
この人達、相変わらず変わらないなぁ。
安心。お肉。うまい。
その後はグッズのお取引やら、お世話になった方へのご挨拶へ。
SSAまできてくれた別現場のオタクさんや、何かとお世話になりっぱなしなオタクさん、そのお連れの方などと何気ない会話をする。
この日常も何ら変わらない。いつもと同じ。
そういえば、けやきひろばで円陣にも加わった。
だれが仕切ってるのかなんてしらないけれど、大きく輪になって。アニサマの比じゃないくらいに大きな円陣で、声も出てたなぁ。
ライブ前のこの適当な感じ。それがまた堪らなく楽しかった。
【いざ、約束の地。夢の舞台へ】
入場の時、心底落ち着かずにいた。
あらゆる思いが渦巻いていて、どうしようもない感じ。
入場ゲートをくぐった。
何故だろう、鳥肌がたった。
まだ始まってもいないのに。今まで経験したことのないものだった。
プレゼントボックスには、溢れんばかりのプレゼント。気持ちもたくさん見えるようだった。
ズラッと並んだフラワースタンド。
関係者のものから、ワグナーのものまで。
本当にたくさん、端から端まで並んでいた。
そんな中、見つけた。
仲の良いワグナーたちで作り上げたフラワースタンド。
見た瞬間、気持ちがホッとした。
良かった。ちゃんとあった。出来上がってた。
そしてすぐ、横からすするような声が聞こえた。
協賛者が泣いている。
ねぇ、まだぼく泣いてないんだけど。
ホッとしてる間に泣かないでよ。
先を越されてしまった。
それからというもの、みんなポツポツと泣き始めたり抱き合ったり。
改めて、すごくぼくたちの想いを込めることができたフラワースタンドになったなぁと感慨深かった。
12/22、ファイナルライブが発表された後に、友人が放った。「みんなでお花だそう」
この一言がここまでになったんだよ。
すごいな、ぼくたち。
デザインにとても苦労した。なかなかうまくまとまらなかった。
リボンの文字も大変だったなぁ。
イラストはワグナーになってから出来た信頼できる友人にお願いをした。
当時複雑な思いの中だっただろうに、快く引き受けてくれて。短納期ながら注文の多いダメなクライアントに、全力であたってくれた。心からありがとう。
そしてこの企画を前面で引っ張ってくれたオタク、裏で支えてくれたオタク、ぼくたちの想いに協賛してくれたオタク。本当にありがとう。
フラワースタンドに想いふけっていたら、開演10分前。ドタバタと指定の席へ。
7連番。これまでの活動を共にしてきた仲のよいオタクたち。
始まる前からハートラインで盛り上がれるのは、このメンツだからだよ。
よろしくな。そんな言葉が飛んでいる。
こちらこそ、対戦よろしくお願いします。
これから始まる伝説を、こいつらとしっかり胸に刻もう。
【最高にして最強】(キリがないので一部だけ)
オープニングムービーとともに現れた7人。
その姿は制服だった。
『タチアガレ!』
開幕はやはりこれ。いきなり熱かった。
聴いて 聴いて 必死に歌うから
任せろ、あなたたちの歌。想いを聴いてやる。
一曲目から泣いてしまった。
『16歳のアガペー』
わぐちやあああああん!!!!!!!
まゆしぃと叫んだと思ったらわぐちゃんと叫んでいたオタク。まぁいっか。
この曲のあいちゃんソロ、本当に好きなんです。
『7 Girls War』
いくぞ がんばっぺ Wake Up,Girls!
叫んだ。気持ち良かった。
これまでまゆしぃの伸びを聴いていたくて拒んできたまゆしぃコール、まゆしぃも聴きたかったようなので全力でやった。
『ゆき模様 恋の模様』
ああああああああ!!!!!!!
これだあああああ!!!!!!!
崩れ落ちました。制服でステージに立ちながら歌うこの曲の破壊力といったら……。
『言の葉 青葉』
仙台の情景が映し出されている。
でも、それは脳裏にもどうように映し出されていた。
ボロボロに泣いた。最後の演出、感動的だった。
『One In A Billion』
ステージにささる8つの光。
まゆしぃの隣には白い光の筋が。
彼女たちのリスペクトを感じた。
~この広い世界で きみとめぐり逢う
奇跡レベルって 言えそうな確率~
それなんだよな。
『素顔でKISSME』
正直やらないかと思ってたこの曲。
やっぱり崩れた。思いっきりコールした。
よっぴーのこぶしのきいたあの部分。まゆしぃのマイクパフォーマンスが光るあの部分。この曲の好きなところはキリがない。
『キャラソン1メドレー』
ハジマルが流れた。
え??キャラソンやるの??嘘でしょ??
頭を抱えて一度うずくまった。
センターステージでまゆしぃがハジマルを歌っている。抑えきれなくなって泣きながらコールした。
~さぁ一歩ずつ行こうよ 人間らしくていいよ
正直で不器用な 手描きの夢がいい~
大好きなフレーズ。キミを見つけられてよかった。
『Non stop diamond hope』
ひっさしぶりの披露だった。
しかも全員ver。
尊い。ただそれだった。
『HIGAWARI PRINCESS』
尊い。尊い。エモい。
そうさ。今日はみんながプリンセス。
(一人プリンスになりたがってそうだけど)
ぼくたちが照らそう。
『スキノスキル』
緑から青、そして推し色へ。
敬意を表しながらかわいくて尊いこの曲を眺めていた。
『僕らのフロンティア』
~いつまでも競争しよう~
そう。いつまでも競争しあえる仲間たち。
この曲はぼくにとって大切な曲で、噛みしめていた。
『7senses』
約束の地でみんなで歌うこの曲。
約束の時を感じたあの瞬間。
最高の瞬間だったよ。気持ちのいい涙を流せた。
『極上スマイル』
だからこその極上スマイル。
最高のオタクスマイルを見せつけてやりましたとも。ええ。この曲、本当に明るくなるんだよね。心も身体も。今年も豊作になるのかな。
『少女交響曲』
これがWake Up, Girls!だと心底痛感した。
ねじ伏せてでもくるつもりか??
まゆしぃとよっぴーの掛け合い。この手は離れるから。握りあっていたように見えた。
これを体験できるのも最後。だからこそ全身で受けた。辛かった。嬉しかった。
『Beyond the Bottom』
ついにきた。リベンジとも言うべきか。
アニサマで披露した当時をぼくは知らない。
悔しさなんてものも当然わからない。
だからこそ、彼女たちの全力をこの身に焼き付けた。
大切なこの曲。一人一人の熱が伝わってきた。
白く埋まった会場。とてもキレイ。
今日のまゆしぃは力強さに加えてどこか儚げながらも優しさを感じた。キミの隠さない表現が堪らなく好きだ。
『海そしてシャッター通り』
いろいろな感情が渦巻く。
言葉に表せないのがこの曲な気がする。
だからこそいいのかもしれない。
『言葉の結晶』
恵一のターン。
これまでの曲とまた違った表現をしてくるメンバーたち。どこまでも進化していく彼女たちを支えたこの曲に感謝。暗転もびっくりするくらい鳥肌がたった。
『土曜日のフライト』
この曲はWake Up,Girls!のワグナーへの決別。そんな捉え方をぼくはしている。
だからぼくは、ここでしっかり別れを告げる決心をした。
『さようならのパレード』
泣いた。しっかり泣いた。
別れ。それは悲しいものではあるけれど、彼女たちと約束したはずだ。いずれ、どこかで、極上の笑顔で、また会うために。
メンバー個々への拍手。それは心からの賛辞だった。
『メンバーお手紙』
ずるくない??
ねえ、それはずるいよ。仕返しでもされた気分。
みんなの言葉を泣きながら笑いながら聴いていた。
ずっと聴いていたかった。
ぼくの言葉になんか出来ないほどに、彼女たちの全てが詰まったお手紙だった。
まゆしぃ、ぼくは幸せだよ。
『Polaris』
ツアー終盤でまた泣くようになってしまったこの曲。
この日、泣きながらも最後は笑っていた。
センターステージで踊る彼女たち。
それはとても美しくていとおしかった。
あの広いSSAが真っ赤に染まった。
~満天の星空を ありがとう~
この言葉に全てが詰まっていた気がして、涙が止まらなかった。
肩組がすごい連なっている。ぼくたち連番も周りを巻き込みながら。みんな、最高に笑顔だ。
『タチアガレ!』
やっぱりタチアガレなんだよな。
どんな顔をしてたかなんてわからない。
けど気持ちは晴れやかだった。
彼女たちもぼくも負けやしないだろう。
~君と共に my only one~
あっという間に終わったライブだった。
終わってみれば、周りのオタクは放心状態。
きっとすべてを出しつくしたんだろう。
そう。ぼくも。楽しかった。
自然と一番世話になったオタクと抱き合った。ありがとうって。それからみんなと握手、抱き合った。
楽しい。彼女たちとみんなで作るステージは本当に楽しい。でも、これが最後。だからこそ、最高に楽しかった。
【お見送り】
7人がいつもの並びで待っていた。
正直、安心した。いつもの風景だと。
でも、違った。彼女たちは接近の時にいつも見せてくれていた表情と少し違う。
そうか。この並びをみるのも、最後なのか。
メンバーの前に行くまでに目一杯彼女たちを見つめた。
それからそれぞれの前へ。
「ありがとう」
この一言だけと決めていた。
みんな頷いてくれる。お互いに感謝しあえる関係というのがぼくは大好きだ。
【ぼくと吉岡茉祐さん】
吉岡茉祐さんが好きだ。
人として。手本として。異性として。
自信をもって推しと言える。
メンバー個々を全て追っていけるなんて自信もないし、約束なんか出来やしない。
けれど、彼女だけは。
これからも応援し続けていく。
GloriAを掴む瞬間を見るために。
そしてたまには「おかえり」と言ってあげるために。
二人この先の未来 叶えて。
【最後に】
Wake Up, Girls!と出逢えた奇跡。
彼女たちが繋いでくれたさまざまな奇跡。
彼女たちと作り上げた最高のステージ。
全てを力にしてぼくはこれからも進んでいこう。
家族として恥ずかしくないように。
RYO



