大乱闘スマッシュブラザーズX
- ゲーム開発最前線『侍』はこうして作られた―アクワイア制作2課の660日戦争/新 清士
- ¥1,680
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またまた新しい動画が発表されていた任天堂Wiiの期待作、大乱闘スマッシュブラザーズX。2007年のキラータイトルである。同じく2007年発売予定のメタルギアソリッド4のスネークが登場することでも話題だ。こういうコラボレーション企画はうれしい。
ゲームの権利は誰のものか?
ゲームは会社のもの?それとも制作者のもの?契約的な話をすればもちろん会社のものだろう。作っている人が別の会社に移ったからといって、以前の会社で制作したタイトルの続編を作るのは難しい。
だが幸いな事といっていいのか、プレイステーションタイトルからは「FFタクティクス」や「ゼノサーガ」などの誰が見ても開発者の会社が変わっただけといったタイトル名も認められるようなケースも出てきた。これはSFCで発売されたテイルズオブシリーズの開発チームのほとんどが独立後、スターオーシャンと名前を変え、ゲームを発売せざる終えなかったことに比べれば前進といえるのではないだろうか。
スネークが任天堂作品に潜入するミッションをキッカケにゲーム会社の枠を超えゲームキャラクターが他社作品に出演する機会が増え「ゲームは製作者達のモノでもある」ぐらいでいいので、世の中の認識が変わっていけばな…と夢を見てしまう。
版権の残酷物語としてはアクワイアにより企画・開発された「天誅」(1998年SMEより発売)が思い出される。企画から開発まで一貫してアクワイアが行った同シリーズは、SME(ソニー・ミュージックエンタテインメント)のゲーム事業撤退により版権はActivisionが取得する事となった。その為、もろもろの事情によりアクワイアは天誅の開発にかかわれなくなり、続編を作ることが不可能となった。
この身を切るような悲しさを感じさせる話の全容は、新清士(IGDA日本代表)著書「ゲーム開発最前線『侍』はこうして作られた」に詳しく書かれている。現場の様子が良く書かれている本なので興味のある方には一読の価値があるかもしれない。
それにしてもスマブラXの開発会社がゲームアーツと聞いた時は驚いた。確かに桜井さんが公式サイトで「大作系ゲームを作り終えた直後の"とある会社"」と言っていたが…グランディア3だったのか。ゲームアーツといえば約1年前にガンホーの連結子会社となり、現在もグランディアオンラインを制作中のはず(しかも大苦戦しているはず)近い将来、オンラインゲームでスマブラチックなゲームがラグナロクやECOのキャラクターでプレイ出来る日が出来てしまうかもしれない。契約周りがしっかりしていればいいのだが。。。