日本市場では新作は売れない?!
- メテオス
- ¥5,040
- Amazon.co.jp
任天堂DSで発売されたメテオス。開発会社のキューエンタテインメントといえば元SEGAの水口哲也さん(スペースチャンネル5、Rez等の制作者)が独立された会社として有名。その会社と星のカービィや大乱闘スマッシュブラザーズのディレクターで知られる桜井政博さんが手を組んだ、桜井さん独立後、初めての作品だ。ジャンルはパズルゲーム。「え?いまさらパズルゲーム??」なんて思った人も多いのではないか。私自身、閉塞感たっぷりのパズルゲームに新要素なんて難しいので?という危惧も覚えた。しかも落ちモノだという。
だが、そんな危惧等どこ吹く風、はじめて触ったメテオスに度肝を抜かれたのである。もしも新しいパズルゲームを作るのならば何が必要か?と自分自身が考えていた要素がある。だがそのすべてに答えを出すには至らず、パズルゲームを企画することはなかった。しかしメテオスにはその要素すべてに正しいと思える答えが出ているのである。ゲームの面白さへの驚きではなく、敗北感が胸を締める。
もちろんゲーム製作は数学と違い、答えが1つではないので一緒の答えが出ているわけではない。だが、至らない私の頭ではこのタイミングでこれ以上の落ちモノパズルゲームは思いつけなかったのだ。テトリスに比べ必然的にルールが複雑にならざるおえないのでテトリスのような大ブームは無理でも成功は間違えないように思えた。
パズルゲームが得意でも好きではない自分には難しく忙し過ぎる為、購入までには至らなかったがパズルゲームというジャンルにぴったりな携帯機ゲームな上にDSならでは操作方法までついている。30万本ぐらい売れちゃうのでは?なんて思っていた。難しいとはいえ、同じ腕前のプレイヤーとの対戦はあつく、ガチャプレイでも一応戦える難易度調整までされていたからだ。
しかし、ゲームは売れなかった。敗因は何だろう?操作性が新しすぎたか?発売元がバンダイだからか?もしかしたら新作のパズルゲームに成功はないのか?敗北感を覚えるほどのゲームが売れないという結果には愕然とした。悲しかったのだ。なにか自分が間違っているのだとつきつけられたような気がした。だから敗因分析をせねば気がすまなかった。
いいゲームが売れないというのは悲しい。ゲームが好きだという人に「桜井政博」という名前を言っても「あ~スマブラ作った人」なんて出てくることは少ない。あれぐらい売れた漫画の作者、映画の監督なら「あ~!」と言ってくれるだろう。それだけ作っている人に注目されないジャンルだ。新作は売れないといわれている。購買層の自由になるお金が減ったのが原因のひとつだといわれている。何に使うかといえば携帯だ。限られた予算の中、購入するものに冒険ができなくなり、自然と続編を買うようになる。失敗が少ないから。バンダイは「クソゲー」のメッカだ。版権モノではないバンダイのゲーム。新作を出すのにこれほど不利なメーカーも少ないのではないかと思ってしまう。今ならナムコブランドで出せるからもうちょっと売れたかもしれない。さらに言えば桜井政博さんがHAL研で作り、任天堂の名前で売り出されていたら30万本は確実だったかもしれない。仮定法過去はむなしい。わかっていながらタラレバを考えてしまう。
日本市場では新作が売れない
そんな事には絶対させてはいけない。効果的な宣伝をしないと売れない…この会社のゲームじゃないと売れない…そんなことではいけない。いいゲームが評価され売り上げにつながっていく。そんな市場に戻って欲しい。「いいゲーム=売れるゲーム」というのは会社としては正しい。社会人として正しい。仕事に対して対価を得ているものとして正しい。んなことは100も承知だ。
ゲームが楽しいのは当たり前だ!楽しくないものはゲームではない!!その上で「いいゲーム=売れたゲーム」というのなら納得もいく。そうだと思う。でも大前提の「ゲームが面白いのは当たり前」をないがしろにして「いいゲーム=売れるゲーム」と高らかに宣言する若い人が増えてないか?先人の言葉の端々を取ってわかった気になっているヤツが多くないか?そんなヤツを上司に持つと本当に苦労する…愚痴になってきた…話を戻そう。
日本市場では新作が売れない。そんな状況を作りつつあるものに色々理由をつけているが、一番の理由は
面白くないゲームが増え続けているからだ
そう叫びたくなることがある。買ったゲームがすべて面白ければ購買者は安心して自分の好みのゲームを買ってくれる。なにも焼きまわしの続編ばかり買わない。ゲームの評価雑誌にお小遣いを裂かずに済み、より多くの予算をゲームについ込んでくれる。宣伝費だってもっと減る。その分、多くのゲームが作れる。続編は前回の作品を越えることが難しい。その為、前回を越えられず落胆した購買者がゲーム自身に落胆してしまう不のスパイラルが回ってないか?
日本では10万本も売れなかったメテオスは、海外では40万本以上も売れたそうだよ。
メテオスオンラインについて書く予定がメテオスのことを書くだけで、時間が終わってしまった。タイトルを変えねば。失敗失敗。