一昨日に子供たちと観に行ったのは、神奈川芸術劇場(KAAT)で上演され、今年4月よりこの劇場の芸術監督に就任した、われら親子が敬愛してやまない長塚圭史氏演出の『近松心中物語』。
主演の4人は田中哲司、松田龍平と石橋静河(『大豆田とわ子と三人の元夫』のコンビよ)、笹本玲奈(『ノーサイドゲーム』でメガネかけてた子ね)と豪華なのも楽しみだったわ。
この作品は故蜷川幸雄氏の代表作のひとつで、何度も再演されていて、わたしは4年前のいのうえひでのり氏演出の公演を観ているので、それとの比較も楽しみだったの。
そうそう、音楽がスチャダラパーっていうのも楽しみだった。
感想を一言で言うなら、いのうえ氏演出はいかにも新感線っぽい、豪華絢爛きらびやかな感じで、長塚氏演出は幻想的でモダンな感じ。
主演の4名はみなさんとても魅力的でした。うっとり。
田中哲司さんが演じた役を前回は堤真一さんが演じていたんだけど、堤さんは男の色気がムンムン、田中さんは誠実で真面目な男っていう印象。
まったく同じ台詞なのに、演じる人と演出によってこんなにも印象が変わるんだと驚いたわ。
終演後、ロビー階へ降りていくと、演出の長塚圭史さんのお姿を発見!
今回は出演なさらないから、お姿を拝見できないかと思っていたから、ひときわうれしかった
やっぱりわたしは、長身、細身、垂れ目の男性がタイプだわ
KAAT の玄関。
また面白いお芝居を観にいけますように。