より良いライフスタイルってなんでしょう?

 

今より良いライフスタイル。

 

日本に住んでいる私たちのライフスタイルは

これ以上ない、恵まれた環境なのかもしれません。

 

今日は、ユニセフのウェブサイトを紹介します。

ユニセフのウェブサイトにも、様々なコンテンツが含まれていて

世界中の知らなかったことや

知っているつもりになっていたこと、

知らなかっただけじゃ済まされないような

世界の真実を学ぶことができます。

 

今日は、その中で「大気汚染」について取り上げたページを

紹介したいと思います。

 

このページの中の動画で

17歳のモンゴル人の青年が登場し、自身の生活や家族のこと

そして大気汚染との関わりについて話してくれています。

 

彼のような生活をしている人が、モンゴル国内にどのくらいいらっしゃるのか

一般的な日本人と同じような様式の生活をしている人は、(どのくらい)いらっしゃるのか?

 

私は、高校の教員として、生徒たちに「なぜ勉強しなければならないか」

という話を折に触れてします。

これは、教員であれば誰もが話すことだろうと思いますが

おそらく、10人いれば10人が違うことを言うと思います。

それは、勉強しなければならない理由はいくつかあり

そのいくつかの理由の中で、重要度が人によって違うからです。

 

自分の価値観や経験から、大事だと思う理由を3つか4つ取り上げて

それを組み合わせて自分なりの答えを出しているんです。

 

私の場合、勉強しなければならない理由に

次の言葉を付け加えます。

 

「日本の学校で」

 

もっと突き詰めれば、

 

「先進国である日本の学校で」

 

「先進国、日本に生まれ、日本に育ち、この国で教育を受ける立場にある自分が

 なぜ勉強しなければならないか。なんのための勉強するのか」

 

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学習環境は、国によって様々です。

同じ国の中でも、地域によって差はありますが

国が違うことほどの差異はないと思います。

 

途上国と先進国の教育力には、やっぱり差があると思います。

それは、教育だって、経済によって支えられているからです。

 

リモート授業・オンライン授業、やろうと思ったらできる国と

やりたくてもできない国があるだろうというのは

調べなくても想像はつきます。(外れていればいいのですが。)

 

(ちなみに、できるのにいつまで経ってもやろうとしないのが

今の日本の多くの公立学校のような気がします。)

 

そんな、お金や、物、人、情報、ノウハウなど

必要な教育資源が充足している日本で教育を受けられる

私たちは、本当はものすごく幸せなはずなんです。

なぜなら、知識や知恵、考え方を身につければ

自分が幸せになるために

それらを使うことができるからです。

 

学校で学んだことを、自分のために使えるのです。

 

しかし、学校教育が発展途上の国ではどうでしょうか。

途上国の学校で教えられているのはどんなことなのでしょうか。

数学の問題は、どの程度まで複雑で

英語の問題は、日常英会話としてはどの程度まで頻出度が低く

国語の問題で扱われる文学作品は、どの程度まで豊かなのか。

 

たくさんの情報を与えられ、考えるきっかけをたくさん与えられ

自分の心身の健全な発達のために、自由な時間が与えられている

そんな日本人は、自分だけのためにではなく

世界中で困っている人の役に立つために勉強しなければならない

のだということも、心得なければならないのではないでしょうか。

 

自分が得た知識やスキルを、自分の手の届く範囲だけで完結させるのではなく

言葉も通じないようなところでも役に立つ人材になることも

勉強する大事な大事な理由なんじゃないかと思うんです。

 

そして、このユニセフのウェブサイトですが

残念ながら日本語のページはありません。

グーグルなどの翻訳機能を使えばいいかもしれませんが

英語ができれば、読めるサイトが増えます。

情報量が圧倒的に変わります。

そうすると、見える世界が変わります。

 

手の届く範囲は限られていますが

足を動かして移動すれば、

手の届く範囲は広がります。

 

見るもの、触れるもの、

聞くもの、読むもの

それら全てが私になり、

それを伝えるのも

私でしかないのです。

 

このモンゴル人の青年が何を行っているのか

字幕は英語しかありません。

なら、あなたが英語を勉強するしかないでしょう?