ある男性に、好意を持たれたとします。

生理的に受け付けない、自分には彼氏もしくは旦那がいるから、…理由はさておき、とにもかくにも断りたい。

だけど、仕事上の立場を考えると遮断しにくい。気まずくなりたくない。

さて、あなたならどうする!?

前回の『第15話 、カバちゃん』事件のあと、男性の断り方について再度考えなおしてみました。


【もし、生理的に受け付けないんだけど、拒絶したら仕事に響く影響力のある男性に誘われたら】

①そのお相手の男性が、絶対に帰らなければならない日をあえてピックアップします。

次の日、大事な会議があるとかベストです。間違っても金曜は選んではいけません。


②一刻もはやくこの場から立ち去りたいと思う気持ちをぐっとこらえ、あえて「この後もう一杯いかがですか?」と誘います。

③帰らなければならないので、断られます。

④断られたことで、こちらがフラれたという図式が出来上がります。

一度、こちらがフラれたという既成事実を作ることで、次回から断りやすくなるカラクリです。

結構、度胸が必要な中級編でした。
みなさん、ごきげんよう。

「みんなさ~、僕のどこがいいの?」

このフレーズ、日本に帰ってきてから何度拝聴したことか分かりません。

不可解なこのフレーズ、『みんな』の中に私も組み込まれているのかしらん?

特にこれを連呼する方は、まるでカバに見える四十代のやり手ビジネスマン。

この、①経費が使える、②昔モテなかった、③家庭持ちのビジネスマンというのは、モテている錯覚に陥りやすいことがわかりました。

分析①経費を派手に使える稀な存在なビジネスマンは、不景気のニッポン社会において重宝されます。お金の切れ目が縁の切れ目です。

②昔、学生だった頃は決してモテなかったこのタイプは、奢ってもらおうと集られていることにも気が付かないご様子。男女構わず、集うのを見ると、世の中ほんとうに不景気なんだなとしみじみ。

③いつもご馳走になったりおいしい思いをさせてもらっているお礼という名の過剰なリップサービス。家庭持ちということで、色恋沙汰を避けたいだろうという女たちの先読みに彼らは気付いていない。

並んで立つと顔が3D並みに飛び出て見えるカバちゃんに、キスを迫られたことがあります。あの時は全身の全ての私のDNAが、「NGです!」と叫んでいました。飛び出すカバ男の巨大なリップ。どんなアクション映画より迫力満点。

避けたら、キレるわキレるわ…。断られることが許せないカバちゃん。

誘ったら間違いなく落ちると確信を持っているカバちゃん。

世の中の、カバ男を勘違いさせるお世辞をしゃーしゃーと言い放つ女性たちがいなくならない限り、あなたの顔にカバちゃんが迫ってくる日も遠くはない…。

私が知っている中で、一番厄介なのは【若い頃にモテていた老人】です。
それも仕事から引退して、失うものは日に日に劣る精力のみ。



彼らは女性に拒まれるということを知りません。



名声、財産、容姿、家庭環境に恵まれて、「モテない」という単語を知らない彼らは、「全ての女性は僕と結婚したいんだ」とシャーシャーと言い放ちます。


すごいよ、爺さん。



心の中の一句 (気づこうよ フェロモン散って 加齢臭)



歳をとってからも、お金目当てに多数の若い女性からアタックされている彼らは、「生涯現役」という掛け軸を背負って歩いているように見えます。



Q しかし、あなたは80歳の老人と付き合えますか?



「人にもよる」と答える女性は稀でしょう。私は無理です。親の悲しむ顔と兄弟の唖然とする顔が交互に交差します。



拒まれることを知らない彼らは、「付き合えない」というまさかのお断りに、「この僕を断るとはどういうことだ」と食いついてきます。

すごい執着です。死ぬまでにしておきたい最後のあがき。



若い男性は、これから先の仕事や周囲からの評価を多少気にしなくてはいけないので、そこまで執着する人はなかなかいません。



昔モテていた厄介な老人の断り方講座   (私の赤っ恥体験談レポート)


「歳が離れすぎていて」・・・と答えると、”○○さんと××さんはおじいさんと孫ほど離れているよ”という他のサンプルを探してきます。



「性欲があなたには全くわかない」・・・と答えてみたところ、「不感症なのか?」と聞かれ、憤死しそうになりました。



「親よりも年上の人と付き合ったら、親が悲しむ」・・・といってみたら、無視されました。



「他の人が好き」・・・と言ってガツンと断ったら「どうせ僕はもう結婚したくないから、僕はセカンドでいい」と言いました。



何を言ってもひるまない老人とのやり取りで、早く彼氏を作って守ってもらおうと私が決心したのはいうまでもありません。

結論をいいます。厄介な老人への断り方は、「遮断」以外にありません。会ってはいけません。


余命を逆算して焦っているのか知らないけれど、何をいっても諦めないということがよく分かりました。おじいさんが悲しむ顔を見るのは辛いと思ったこともありましたが、一切連絡を遮断するしかありません。



昔、モテた爺やは、だいたい浮気がバレて独身ということが多いです。世の中のモテる男性のみなさん、あなたがモテているのは期限付きですよ。あなたの行く先は孤独の闇!
隣にいる彼女や奥さんを大切にしましょう!