※意味:思いがけなく、突然、いきなり、出し抜けに、不意に、前ぶれ[予告]なしに、藪から棒に、唐突に

日本語の諺では青天の霹靂

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「は?」
口からの声と心の声がシンクロした。
目の前の医師の言葉に。
は?なに言ってるんだろうって。一瞬、時間が止まったように感じられ、そして医師はもう一度同じ言葉を繰り返した。
「胃に腫瘍が見つかりました。」

医師からはごく初期だとは思われること、この時点ではおそらく、1Aだろうと、患部の摘出手術をすれば転移等の可能性が低いこと、ただ勿論早めの手術が必要との話しをされた。
途中、いくつか質問を挟みながらひととおり話しを聞いて、最短で手術日を設定していいですかと聞かれたけれど。その前に大事な質問があった。
「あの、胆石のことは…」

私がその日に受けた検査は、「胆嚢摘出術前胃カメラ(超音波)検査」だったはずだった。



初期だからなのかもだけどわりとあっさり本人告知。
まるで今日いい天気ですね。みたいなごく軽い感じの癌の告知だった。
昔のドラマとかだと、すごく重々しく、医師も沈痛な表情なイメージだったけど、やはりあれは単なるドラマなんだなとか、現実は意外なほどたんたんとしているなとか思ったり。
驚きすぎて感情が追いつかないのか、ただ医師の話を聞いていた。

約一月後、胃癌と胆のう炎併せての手術が決まった。

8/5に緊急搬送されてから約3週間。8/26の午後のことだった。