「事実は小説より奇なり」
とはよく言われるというか使われるけれど。

実際のニュアンスとしては「世の中の実際の出来事は、虚構である小説よりもかえって不思議である」と少し違うらしい。

さすがにそんなに奇妙とか不思議なことだとかは思わないけど、正直「癌の告知」 が今の自分の身の上に起こるとは全く思っていなかった。
今は二人に一人が癌になると言われているし、そもそもこのご時世、コロナというパンデミックに世界中が覆われていて本当にどうなるかわからない世の中ではあるけれど、都内に通勤していて、そこそこ人の多い会社で働いていて、コロナに罹る可能性は真剣に考えて気をつけてはいた。それでもだからこそ、今、他の病気、それも癌は考えもしなかった。
父方には癌になった方が複数いたので、遺伝ではないといいつつ、可能性は高いかもとは思ってはいた。でも、それはまだ20年とか30年とかもっと先だと思っていた。一応まだ40代の自分にそんなことが起こるとは。

小説ではないけれど、本当に現実は自分の想像を超える出来事だった。