全く初めての方で浴衣など何もお持ちでない方や、浴衣は持っているが実際、どのようなものが必要なのかお分かりない方に、一通り必要なものをご案内しましょう。
ここに記したものは必要となりますが、揃えるのが大変な方は、とりあえず当方でご用意は出来ます。遠慮なくご相談下さい。但し、足袋などはお貸出し出来ませんので買取りとさせて頂きます。
☆足袋☆
お稽古の際は白足袋を着用します。何度も使いまわさず、都度、洗ったものをお使い下さい。靴の寸法より0.5cmから1cm小さめが目安です。足袋は同じ長さでも幅が違う(細形、藤形など)のでご注意ください。白足袋をお持ちでない方は、当面は構いませんが、ご購入下さい。
綿裏のものが良いです。安価なものについては、ぜひご相談ください。(化繊はつるつるで動きずらいです)
☆ステテコや東スカート、裾除け☆
男性はステテコ、女性はステテコ+東スカートか裾除けが必要です。
素材はステテコは綿とか縮、東スカートや裾除けはキュプラや正絹が良いです。
ポリやナイロンの入った化繊系は足にまとわりついてダメです。
生地を購入して自分で作るのが一番よいでしょう。作り方はネットに転がってます。
☆肌襦袢☆
汗とりとして必要ですが白いTシャツの首周りをV字にカットして代用も可能です。
綿100%か縮など汗を取ってくれる素材が良いです。
着物を着る方は襟付きの襦袢を重ねて着ます。腰ひもや伊達締めが必要です。
次に☆腰ひもや伊達締め☆(女性)
化繊のつるつるのものは全く締まりませんので、綿や正絹が良いです。
男性2‐3本、女性2-3本が必要です。
男性は、腹布団用に一本、着物用に1本。女性はお端折りに最低腰ひも2本は使います。伊達締めは多少滑る素材でも幅が広いので可です。
真ん中に糸を縫い付けてセンターが一目でわかるようにしましょう。
そして☆浴衣、または着物☆ですね。
男性の方に気をつけて頂きたいのは、よく旅館で着るような浴衣ではなく、袂(たもと)がついているものを持参頂きたいのです。着物のさばきに影響します。
また、浴衣、着物の丈ですが、帯を締めた状態で、なるべくかかとまでの長さがあるものが理想です。女性はお端折りで調整出来ますが、男性は対丈ですのであまり調節ができません。
参考までに男性の着丈(首後ろの襟下→裾まで)裄丈(首後ろ襟下の背中の中心の縫い目から手首まで)は
身長165-170cm→140-145cm/65-68cm
身長171-175cm→146-150cm/68-71cm
このぐらいの寸法がちょうどよいです。
女性が気をつけるのは、裄丈です。着物に袖を通して手を伸ばし気味にして手首のところの皺に袖が来るくらいが必要です。短いと、女性は特に袂や袖のさばきがしにくくなります。
男女ともお稽古で着る浴衣や着物の裄丈は少し長めのほうがお稽古しやすいでしょう。
このような寸法のものをお持ちでなくとも、ひとまずは、ご持参頂ければあとは当方で融通出来るものは致します。
☆帯☆
男性は角帯、女性は半幅帯がお稽古しやすいです。綿でも正絹でも構いません。
硬すぎたり柔らかすぎるものは扱いにくいです。
☆舞扇子☆
お稽古の始めと終わりのご挨拶の時に使うほか、お稽古の際には、広げてお盆にしたり、たたんで傘の代わりにしたりと小道具としても重宝します。
風を遣る扇ぐお扇子とは違います。
☆そのほか☆
手ぬぐい(日本手ぬぐい)や補正タオルや腹布団用のバスタオルなどもご用意頂きます。
最初にも書きましたが、お持ちでないものがあればご相談下さい。
当方でご用意できればとりあえずは使って頂けますので、後ほど買い揃えてもよいでしょう。
まずは、必要なもの★着物編★として書かせて頂きました。