こんにちは。
先週土曜日は
劇団酔族館旗下ろし公演のオープニングゲストで
歌ってきました。
雨が降る恵比寿町駅から歩いて
インディペンデントシアター2と言う
比較的新しい劇場に着くと
何十年か振りにも関わらず
温かく声をかけてくれる劇団員の方、
お顔は覚えていますがお名前までは分からず
ご挨拶も懐かしいやら恥ずかしいやら
きっと当時は何かあったと思いますが
10年以上昔の事で申し訳ない愛想になってしまいます。
舞台前の緊張感が漂う独特の楽屋で
差し出された弁当を食べ
ただ静かにギターを弾いていました。
時々、役者さんたちが声をかけてくれます。
裏方さんが気をかけてくれます。
出番までの数時間、ひとり場違いな感じはありながら、こんな空気感もなかなか味わえないと感じていました。
リハーサルはほとんどサウンドチェックと
PAさん、照明さんとの打ち合わせ、進行の確認でそうそうに終わらせて本番待ち。
衣装を着替えてまもなく
客入れがあり、代表の方から既に満員ですとにこやかにお伝えいただき
やがて本番。
役者の誰よりも大きな声で舞台に飛び出し
『となりまちまで』
『月光』
を歌ったところでラスト4分のチャイムが鳴り
『Happy Return』で締めます。
最初、反応が曖昧だったお客様も
最後は万感の拍手をいただき
前座がやるべきステージはしっかりと出来たと思います。
そのあと公演を観させていただきましたが
ラストでは泣いてしまいました。
恥ずかしくて顔を伏せようとしたら
隣で一緒に来た妻も泣いていました。
劇団酔族館はこの公演を最後に予定通り
解散するらしいです。
ステージで僕も言いましたが
終わりがあるから始まりがある。
劇団のみなさんにも新しい何かが始まることをいちファンとして見守って行きたいと
強く思いました。
最後に演劇を観に来たにも関わらず
僕の歌を楽しんでいただいた方、
物販のCDやバッジをご購入いただいた方、
そしてお呼びいただいた作・演出のスッポン太郎様、劇団酔族館に関わるすべての皆様
本当にありがとうございました。
心から楽しいひとときでした。
またどこかでお会いする事を楽しみにしております。