ONCE WERE BROTHERS
観てきました、ザ・バンドの映画。
東京の音楽仲間であり
このブログを通してずっと繋がっている
山崎さんの紹介もありましたが
やはり、間違いなく観て良かった。
今年一番泣いた映画です。
中心人物であるギターのロビーロバートソンの自伝を元に、ザ・バンドのはじまりから終わりを追いかけたドキュメンタリー。
仲の良いバンドの共同生活から生まれた華々しいデビューアルバムから最後のラストワルツまでの事実。
時代がどれほど加速しようが自分の出時と土地とルーツにこだわった大切な音楽、家族と仲間の愛情の中から生まれた音楽、背伸びすることもとんがることもなく、笑顔溢れる演奏。
、、、、、、。
本来、これこそがバンドの醍醐味じゃないか、僕は涙が止まらなかった。
バンドのスタートは、それこそ商業ベースが寄せ集めたもの以外、いやその場合でさえはじめは心の繋がりから演奏ははじまる。
お互いの音が絡み合い、魔法が生まれ、その瞬間から仲間の関係は深くなる。
しかし、それこそすべてのバンドには終わりがあり、その手前では顔も見たくない、愛のない冷え切った関係となる。
かつて、僕もそうだった。
その経験はあまりに辛く悲しい。
僕はこの映画を観て、本当に良かった。
それは、ザ・バンドが教えてくれたこと。
バンドが兄弟であることの意味、地に足のついた音楽、そして真面目に生きることの大切さ。
まだ僕は生きているし、生きていく。
まだやろうと改めて決意出来た瞬間でした。
最後に山崎さん、ありがとう。
僕はザ・バンドはディランのバックバンドでアーシーでレベルの高いバンドとしか知らなかったんです。
貴方が教えてくれた通りでした。
ファーストとセカンドは買います。(笑)