こんにちは。
カバーがオリジナルを超えた曲、第3回は
ドクターフィールグッド
『Route66』
僕はこの曲については以前にも書いていますが、3コードのロックンロール最高の曲だと思っています。
そしてこの曲こそがドクターフィールグッドとの出会いであり、この曲を聞かなければフィールグッドにこれ程ハマる事もなかったと言えます。
しかし
この曲、オリジナルはジャズのスタンダードなんです。
1946年、ボビートゥループと言うジャズピアニストの弾き語りがオリジナル。
なるほど、それでナットキングコールやビングクロスビーなんかが歌っていたんですね。
ロックンロール最高の曲だなんて書いてますが、この曲を最初にロックンロールカバーしたのは、1961年のチャックベリー。
やはりチャックベリーからロックンロールスタンダードとなり得たんですね。
その後にローリングストーンズやゼム、そしてフィールグッズなどもカバーしているのは、元ネタのジャズよりはチャックベリーのロックンロールが基本となっています。
そう思って聞いてみると、オリジナルのボビートゥループ版とはほとんど別の曲の様にさえ聞こえて来ます。
ましてやナットキングコールに至っては流れるウッドベースとピアノの旋律がもはや別世界。
比べる対象とならない方が良いかも知れません。
そういう意味でオリジナルではないですが、チャックベリーやストーンズと比べると
フィールグッズの曲がハッキリと違うのはギターリフ。
ウィルコジョンソンの指引きカッティングが生み出すこのリフが圧倒的に抜群です。
そう思うと、後々はウィルコのギターよりジッピー派だなんて公言していますが
ドクターフィールグッドとの出会いは、このリフから始まったのは間違いない。
凄まじくカッコイイリフです。