サッカー天皇杯と皇后杯 | mizuochi understanding

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ロックンロールバンドのブログです。

こんにちは。

冬と言えばサッカー。

今はそんな季節感はありませんが

昔から元日に日本一を決める天皇杯は

僕の正月の楽しみです。

今年はセレッソ大阪が先週に行われた準決勝で

同じ関西勢のヴィッセル神戸を延長で3-1と下し

決勝に進出しました。

今年のセレッソは昨年、屈辱のJ2から返り咲き

OBであるユンジョンファン監督の下、

シーズン前からかなりのハードトレーニングを重ねて臨みました。

元々技術の高さは定評があるチームながら

後半息切れして失点を重ね

結果に結び付かないチームカラーを

ユン監督は走り込む事で塗り替えました。

サッカーは走るスポーツです。

相手よりも走り勝つ事は何より

無駄な走りさえも意味のあるスポーツです。

簡単に言うと、ボールに関係のない人も走る事で

スペースを作ったり、埋めたり、

一見分かりにくい動きがチームの次の展開を助ける、そんな醍醐味があります。

かつて日本代表を率いた名称 オシム監督はまず走る事を意識付け、さらに考えて走る事を選手に徹底して日本のサッカーは変わりました。

セレッソ大阪は技術の高いチームながら勝てなかった部分はここにあったのです。

その結果、J1に上がった今シーズン、ルヴァン杯を優勝、シーズンは3位、そして今回の天皇杯も決勝に進出。

結果は選手に自信と気持ちを育みます。

象徴的なシーンに、先日の準決勝、延長戦にPKを得たセレッソ。

キッカーはキャプテンの柿谷。

彼は小さい頃から天才の名を馳せて一時は調子に乗って遅刻の常習犯になるなどしてセレッソを出された事もあります。

そんな彼のPK、一度は弾かれたボールに
彼は頭から飛び込み、ゴールを決めました。

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当たり前だと思うかも知れませんが、僕はこのシーンに柿谷選手の成長と気持ちを見た様に思います。

技術の高い選手、特に足技のテクニシャンは、得てしてヘディングをしようとしません。
なぜなら足技に絶対の自信があるからで、はなから頭を使う、頭から飛び込むなんと言う考えがないケースが多いのです。

柿谷選手は躊躇なく頭から飛び込んだ。

あれは何がなんでも勝ちたい、勝つんだと言う気持ちの表れ。

その気持ちが追加点のアシストにも表れていると言えます。

素晴らしい試合に感動しました。

元日の決勝が楽しみです。

また女子には同じく皇后杯があり、日曜に決勝がありました。

今年は日テレベレーザとノジマステラ神奈川。

優勝経験豊富な日テレの圧勝に終わりましたが、

ノジマも昨年2部リーグから上がったところの若いチーム。

天皇杯、皇后杯はプロ、アマ問わずまさに日本一を決める、野球にはない醍醐味のある大会です。