24.コージーパウエル | mizuochi understanding

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ロックンロールバンドのブログです。

こんにちは。

ドラマーシリーズが止まりません。

そろそろ終わらせるか?とも思いますが、次々と紹介したい人が出て来て

困ったもんです。




コージーパウエル

もう説明不要。

僕が高校の時、レインボーなんかのハードロックが全盛でした。

特に大阪はハードロックバンドが次々に登場して盛り上がっていました。

そんな状況からも、ハードロックバンドをやっていてドラムをやる人は

十中八九、コージーパウエルはアイドルでした。

僕らパンク系の人間はハードロックとは徹底的な敵対心を持っていて

ハードロックの連中とはよくモメたものですが、何がキライって

似合ってないのにロングヘア。ピッタリし過ぎの黒パンツ、パンクとはちょっと違う鋲打ち皮ジャン。

それならまだ許せるけど裸にビニールのペカぺカした袖なしなんか着てたら、、、。

つい長くなりましたが、とにかく敵対していました。

そんな関係でありながらも、コージーパウエルはカッコ良かった。

コージーのドラムはパワーです。

身体能力をフルに活かしたドラミングは充分過ぎる程の余裕を見せています。

レインボー時代が有名ですが、ジェッフベックグループ時代のギターを聴かすドラムも抜群です。

こっそりとフィルインなんかもマネしたりしました。

ハッキリ言うとコージーパウエルのドラムは、いつの時代も、どこのバンドでも

コージーなんです。これはプレイヤーとして非常に優れている。

さらに言うと、ドラムという電気で誤魔化す事が最小限の楽器、言い換えれば原始的な楽器で

自分らしさが出せると言う事は非常に難しい。

コージーパウエルはバイク事故で死ぬまでコージーパウエルでした。

少なくとも、僕はご一緒出来る気がしません。

完全にやられちゃいます。

あ、ちなみにハードロックとの抗争みたいに書いてしまいましたが、乱闘したことなんかないです。

少し離れて睨み合うくらいです、、、。お互いに痛い思いはしたくないですからね。

え?なんでハードロックに敵対心?
それはパンクの人間は技術テクニックが低く、ハードロックに馬鹿にされていたからです。で、ハードロックの連中は男らしいのに似合わない長髪がキライだったのと、僕は個人的にギターソロが長いのがキライだった事ですかね。
今思うと敵対心じゃなくて、嫉妬?
結局は自尊心の問題ですね。