7.トミーラモーン | mizuochi understanding

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ロックンロールバンドのブログです。

こんにちは。

パンクバンドは数あれど

この人達を抜きにしては何も始まらない。

原点回帰。
本来ロックが持つ若さやエネルギー、反逆や反骨。
そんな全てを笑いながらスピードに乗せたのが彼らです。

ピストルズやクラッシュなどイギリス勢と同時進行ながら、より本来のパンクらしいアメリカのバンド、それがラモーンズ。

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1974年のデビューからドラムを叩いていたのがトミーラモーン。
ラモーンズはメンバーが全員ラモーン姓を名乗ることになっていますが兄弟でも何でも無く血のつながりはありません。
そんなバンドなのです。

単調な8ビートをひたすら叩く。
それがラモーンズドラマーの宿命。

上手いとかそんなテクニックの話なんかする訳もありませんが、ライブなんかは体力が必要だったと思われます。

ただ、ラモーンズのドラムはトミー以降も同じことが言えますが、とにかくひたすら延々と単調にビートを刻み続けます。

以前の僕は、ドラムはとにかくそれが一番だと思っていました。
ややこしい事や複雑な変拍子、ウラの裏、思いも寄らないフィルインなんかドラマーの独りよがりだと思っていました。

今も基本は変わりませんが。

ただトミーラモーン以降のドラマーもそうですが、
あまりにも徹底され過ぎ。
それがコンセプトだからと言えばそれまでですが、多少なりのプラスアルファを出しても良いのでは?と感じます。
それは徹底的に禁止されていたのかも知れませんが、単調な中にも出せる味、技はあります。僕はそれを出しているドラマーを見つけると

良いドラマーだなぁ。

と、思うのです。
トミーにも葛藤はあったでしょう。
メンバー間にもいろいろあったでしょう。
細かな事は分かりませんが単調なドラムを強要されたドラマーがどう叩くのか、ラモーンズの様になるのか、違うものになるのか。
大きな枠で言うと、それはチャーリーワッツなのかなと思います。