昨日で「ストーンズ考」は無事終了したのですが
一般的にストーンズこそが
ロック=ワルのイメージを構築したと言われています。
具体的には
・酒
・ドラッグ
・女
・ファッション
・私生活
・オルタモントの悲劇
・FBIによる捜査
・ブライアンジョーンズ死亡事件
・悪魔や性的な歌詞
・誰かが死んだ、殺されたなどの噂
などなど、数々のエピソードと共に話題を提供してきた訳ですが
やはりビートルズに対抗したアンチテーゼとしての商業イメージが大きいのが事実です。

「ロックはワルの音楽」そんなイメージを簡単に表現する手法として
利用されて来たのも事実。
ただ忘れてならないのは、ストーンズのルーズなリズムだからこそ
そんなイメージ作りも容易だったと言う事で、
そこら辺は優等生的キャラクターには出せない味で
キースがステージでもくわえタバコで弾いているのかいないのか
ミックの声が美しいモノではなく、声域が広い訳でもないのに
ただそれは他の誰でもない、ストーンズであったと言う事です。
同時代のブリティッシュビートバンドで比べてみても
・アニマルズ→黒人ブルースに偏り過ぎ
・ホリーズ→フォークロックとポップ
・キンクス→イギリスのひねくれ者
・ヤードバーズ→ブルースカバーバンドから脱却せず
・ザ・フー→元気な奇人たちのぶっ壊しバンド
、、、、、。
思いつくまま並べてみましたが、やはりビートルズとストーンズだけは別格。
あのリズム、ダーティなイメージこそが長きに渡るアンチテーゼの象徴。
僕は個人的にはあのルーズなファッションは受け付けませんけど
存在の大きさ、リズムのユレ、ノリ、バンドとしてのまとまりは永遠のアイドルです。
長きにわたりストーンズについて書いて来ましたが、メンバー探しのヒント、モノサシとしても、今でも現役のバンドをこれからも追いかけたいと思います。