ちょっと前に、スモールフェイセスについて
特集の様に書いていましたが
そこそこ反響も良く、
「今でもスモールフェイセスが好きって言う人がいるんだ」と
少し嬉しくなりました。
最後に書いたスティーブマリオットのギターについては
その後も知人の中で話しのネタとなり
「そう言えば、ロニーのベースって、、、」という話しになり
僕も知らなかったので、ちょっと書いておきます。
The Small Faces のベーシスト・ロニーレイン。
彼は、メンバーで最もMOD な存在として
その後の影響は計り知れないものがありますが
彼が使っていたベースはセミアコのタイプ。

僕は詳しく調べもせず、ずっと勝手にギブソンだと思い込んでいました。
確かにエピフォンのRivoriも使用していたのですが
ある日、彼の写真を見ているとベースのヘッドがギブソンのもので無い事を確認し
「、、、、フェンダー?」と思って調べて見ると、フェンダーでもなく
なんと、Harmony Bass というメーカーの物でした。
De Armond という会社のピックアップを搭載したセミアコボディから
あの、ロニー自身を表す様な牧歌的なモコモコベースサウンドが生まれています。

Harmony社は1892年にアメリカで設立された古いギターメーカー。
少し前までは輸入代理店があって、わずかながら日本にも入っていた様ですが
アメリカから韓国での生産となってからもハンドメイドにこだわって生産されていました。
昨年あたりから、その入手経路・代理店も分からくなり、
実情、生産もされているかわからなくなっています。

僕は個人的にセミアコ・ベースのモッタリとしたモコモコサウンドが好きです。
全く正反対の音にThe Whoのエントウィッスルのベースサウンドがありますが
どっちがイイとか悪いではなく、個人的に好きなベースサウンドはロニーが出している
モコモコが好きです。
ところで我がunderstandimgのベース・シバさんが目指すサウンドはどこに行くのでしょうか。
時々問いかけていますが、まだ道は険しいらしく
求道中のようです。