いつの間にか長期連載(?)となっています
Ogden's Nut Gone Flake
前回ではB面のハピネススタンの物語を紹介しましたが
なにやら楽し気なお話しです。
そんな楽しいお話しをより盛り上げる曲の紹介をしたいと思います。
まずストーリーの最初、「ハピネススタン」。
昔、昔で始まります。
詞を見てみましょう。
Happiness Stan
Once upon a time in a land of greens
Where the sky was silky soft
And full of colored dreams
Deep inside a rainbow
Lived Happiness Stan
In a small Victorian charabanc
Evening will be here quite soon
Stan can sit and watch the moon
Watching as the white light
Slowly makes the night bright
Hours slipping by while time stands still
Think of black and black will think of you
It's coloured Stan in the bruises
Of the darkness that we knew
For black had stolen half the moon away
むかしむかし、草原の国で空は絹のように柔らかく
鮮やかな夢に彩られた虹の奥深く、ハピネススタンは小さなビクトリア調キャラバンの中で暮らしていました。
夕暮れになりスタンは座って月を眺めていました。
月の光が夜をゆっくりと照らし出し
時が止まっているのに時が過ぎて行きます。
スタンは闇のことを、闇はスタンのことを考え
顔色の悪いスタンは落ち込んでいます。
なぜなら闇が月を半分持ち去ってしまったのです。
(訳・mizuochi)
なんとも楽し気な始まりです。
完全に寓話の世界です。
主人公の名前「スタン」はナレーターに敬意を表して付けられたそうですが
お話しの始まりを見事に表現しているこの曲。
クレジットはマリオット&レーンとなっていますが、この曲に関しては
ロニーレーンのチカラが大いに発揮されていると思われます。
ロニーの後々の作品(スリムチャンス時代)を聞くと
このあたりの雰囲気が漂っています。
少し長くなって来ました。
この調子で進めるとどんどん長くなってしまいます。
とりあえず2曲目以降はまた次回と言う事で。