影響された音楽アルバム、これは誰にでもあると思います。
バンドを組んでいない人も、楽器を演奏しない人も
ただ単に音楽が好きという人にも
「このアルバムは!」というのがあると思います。
時には悲しい思い出や、楽しいひと時、
腹立たしい出来事と共にあったり
いろいろな事や人生の転機であったり
人によると人格形成にまで影響を与えたモノがあったりするでしょう。
今回僕が紹介するのは、幼少の頃から聞き続け
自分でCDを買い直しても聴き続けているアルバムです。
影響されたアルバム ③
Loggins&Messina / So Fine

このアルバムは、僕の深い所に影響を与えました。
小学生の頃、このレコードの1曲目「オー・ロンサム・ミー」のバイオリンが鳴り出すと
それだけでウキウキした気分になり、家中が楽しい雰囲気となりました。
「マイベイビーレフトミー」、「起きろよスージー」と立て続けにアップテンポの
陽気なアメリカのフォーク、カントリーの往年のヒット曲が続き
「アイムムービングオン」でちょっとR&Bが入って、更に「ハローメリールー」で
広大なコットンフィールズが目の前に広がる、、、。
真っ青な空、とてつもない広大な畑、燦々と輝く太陽、、、。
日に焼けた麦わら帽と元気な家族、、。「ヘイ、グッドルッキン」!
「スプリッシュスプラッシュ」ではちょっと笑って、「ラバーズクエスチョン」でドゥーワップ、
「ユーネバーキャンテル」「アイライクイットライクザット」と続き
「ソーファイン」で落ち着いて「ホンキートンクパート2」はなぜかおまけの様に聞いていました。
総じて、このアルバムは音楽の質が高い。
ジムメッシーナのギターが素晴らしい。
ケニーロギンスの歌が抜群、フットルースのウザさがない!
「イイカッコ」とか「ロックとは」とか「俺の音楽とは!」とかを全く超越するアルバム。
僕にとっては、完全に(幸せの象徴)!
幼少の刷り込みではあると思いますが、この頃の僕の家は幸せに溢れていたのです。
その思い出と共に、このアルバムは最も幸せな1枚と言えます。
そんな楽しい記憶と共に、アメリカの伝統的な音楽が僕の深いところで今も息づいています。