初体験で感じた事。 | mizuochi understanding

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ロックンロールバンドのブログです。

こんにちは。


一気に寒さがやって来ましたね。


もうさすがに半袖は片づけましたが


冬服はまだ出していません。


11月までなんとか我慢して、と思っていましたが


何を我慢やねん?と思ってしまいました、、、。



それはさて置き。


先日、少し前ですが


知人からの誘いでコンサートに行って来ました。


それだけならいつもの日常ですが、教会でのコンサートでした。


教会?そうです、キリスト教の教会です。


僕は宗教についてはアニミズムの傾向はありますが


それほど熱心ではありません。


大学もクリスチャンの学校と仏教系を受けて仏教系に受かったので


そちらに進学しました。


クリスチャン系の学校では面接で(他人を助ける)的なテーマの話にどう考えるかという


質問があり、すかさず「自分が死んだら何にもならない!」と熱弁を奮って落ちた経緯を持っています。


そんな僕が初めて教会に行きました。


大聖堂のような建物を想像していたよりは随分アットホームな建物で


懐かしい学童保育のような匂いを感じました。


入ると丁寧に挨拶され、長机にはお菓子が置かれて


お年寄りが数名、和やかに座っていました。


その光景を見た時に


(ああ、こんな所にも居場所があるんだなぁ)と感じました。


誘って頂いた方は僕らのCD制作にも協力していただいた方で


その方は今日のコンサートの司会をされていました。


挨拶をして、コンサートが始まり、ギターの奏でる美しい響きに感動したのですが


もっと感動したのは出演者のMC。


(汝の敵を愛せ)


キリスト教の教会で開催されるコンサートなので、その精神に基づいての事ですが


この言葉には打たれました。



僕は今まで、出会った人には良く思われたいと思う反面、攻撃してくる人には


徹底的に抗戦すべきを信条としていました。


自分の力を誇示し、周りに圧力を加え、圧倒的でありたいと望むような所がありました。


すると知らないうちに敵も作ってしまいます。


その敵を愛せと。


衝撃的でした。


ちょっとショックで涙が溢れました。


グラデーションのサングラスを掛けていたのでバレなかったと思いますが。





キリスト教がどう、宗教がどうとか言う話しではなく


より多くの人と接する事で


思いもかけない心の揺れを体験できる事があります。


みなさんもそんな機会があれば、悩んでいるなら足を運んでみて下さい。


下らない団体や人を騙そうとするバカもいますが


自分が強い意志を持っていれば得るものがあると思います。


敵を愛する。なかなか難しいことですけどね。