9月に入って、何故か大御所ばっかり取り上げてしまって
もう、いいか!?って感じですが
この人の事はやっぱり外せない、、、。
ミックとキースとチャーリーまで書いちゃったら
まず、誰よりもこの人でしょう?
Best Player Guiter 9
Brian Jones

ブライアンジョーンズ
ローリングストーンズのリーダー。
ストーンズの名づけ親。
まぁ、この写真見て下さい。
女の子がキャーキャー言うのは無理もない。
このヘアスタイルがこれ程キマッている人はそういないですよ。
え?日村?ホトちゃん?
何を言ってるんですか、、、。
ライバルは唯一・キースレルフ(ヤードバーズ)かな?
そう言えばSisterJetのボーカルもこの髪型だったんで注目してたら
最近見なくなったな?
おっと、ルックスから語ってしまった!
違うんです、ブライアンはミュージシャンとして超一流のプレーヤーです。
まずミックとキースがブライアンに出会って、バンドに誘ったのは
紛れもなくブライアンのギターに魅せられたのは事実ですし
ギターだけでなく、シタール、ハモニカ、ピアノ、マリンバ、ダルシマー、クラリネット、、、、
あらゆる楽器を触り出したらすぐに弾けちゃうというホンモノのマルチプレーヤー。

弦楽器ならいざ知らず、鍵盤から管楽器とまるで違う楽器が出来たのは
本来持っている音楽的センスがずば抜けていたのでしょう。
その演奏力に惹かれてミュージシャン交流も盛んでした。
ビートルズの面々はブライアンのギターを高く評価し
「ユーノーマイネーム」ではサックスを吹いています。
ジミヘンでさえブライアンのスライドギターには一目を置いていたそうです。

誰もが知っている事なので詳しくは書きませんが
彼はメンバーの誰よりもR&Bを愛し、R&Bのバンドでやりたかった人です。
バンドが商売のネタになり、より売れる事が優先され
世間の流行に流されて、ストーンズは彼の思ってる方向からズレだしました。
元々モテモテで誰よりも手の早いのはバンドを組む前からで
ティーンエイジャーの頃から、そこらで子どもがいたそうです。
そんな彼が自分の彼女がキースに走り
時としてバンド内での実権が実質上はく奪され、身も心も脆くも崩れて行く様は
哀れとしか言いようがない。
実際にブライアンはストーンズの誰よりもミュージシャンだったはずです。
スタート時から周りに「うまい、うまい!」と賞賛され、リーダーと崇められ
一気にスターダムに駆け上がる手前でミックとキースに追い抜かれ。
内心は彼自身、追い抜かれたなんて思っていなかった筈です。
初期のエピソードに、ミックのボーカルを低評価してキースにメンバーチェンジを
吹っかけますが、キースに激怒されます。
つまり、実力として本人はミュージシャンとして上だと思っていたのが
2人に(と、言うかマネージャーにですが)出し抜かれた。そんな感じですか。
ストーンズでの晩年はシタール触ったり、隅っこでスネていたり
まるでやる気のないラりった野郎と化していますが
それまでの経緯を思うとかなりヘビーだったと察します。
ズタズタな気持ちのままでステージに上がらなければならない屈辱。
周りの人もその辺が分かっているだろうから恥さらしもいいとこで
生き地獄に近い状況と言っても過言ではないように思います。
可愛そうなブライアン、でも、プールでの溺死は諸説ありますが
今更誰が殺したとか、事故とか、自殺とか、そんなことは重要ではありません。
死んだ人は生き返りません。
僕がブライアンの事で言いたい事はひとつだけ。
バンドマン、思い通りにならない時は、やりたい事をやるべきだ!
世の中の売れないミュージシャンたち
みんなが売れる為に試行錯誤していますが
売れる事だけを追求していたらこんな事も覚悟しなきゃならない。
僕はブライアンからそんな事を教えてもらったように思っています。
僕の誕生日に亡くなったミュージシャン繋がりで
ジムモリソンを書いてブライアンを書いてしまいました。
Voxの白いティアドロップ、ファイヤーバードなど手にするギターのセンスを含め
間違いなくブライアンジョーンズはカッコイイ、カッコ良すぎのギタリストでした。
少なくともストーンズの次のギタリスト・ミックテイラーは素晴らしいギタリストですが
ミックテイラーやテクニックの優れた名ギタリストとは違った判断基準で彼を高く評価したいと思います。
ま、歪んだスネ方に親近感も感じますが、、、。