W杯総括 | mizuochi understanding

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ロックンロールバンドのブログです。

こんにちは。

今朝、今朝?夜中の1時30分に起き出し

2時過ぎにウトウトしながら3時過ぎに再び起きて

ワールドカップ決勝戦を観ました。

そこで、今日のブログは特別寄稿じゃないですが

2014 ブラジルワールドカップをふり返ってみたいと思います。

え?バンドと関係ないって?

いや、確かに直接は関係ないですが

全くない訳でもないので、、、。





そもそも、今大会に世界で一番に出場を決めたのは
なんと、日本なんですね。覚えていますか?
開催国のブラジルの次に予選を勝ち上がって出場を決めた最初の国です。

その日本。
準備期間は他の国よりも充分あったはず。
振り返ってみると、本番までは抜かりない、充分な準備は出来たと思います。
主力選手の怪我の状況と所属チームの試合に出ていない云々はさて置き
怪我に関しても最終的に問題はなかったです。

しかし結局予選で全く自分たちらしさを出せず、グループリーグ最下位。
にも関わらず、国内では責任追及どころか穏便に帰国を出迎えるという状況。
協会も次の監督人事に着手と忙しそうにザックを送りだし
まるでただのお祭りが終わった後の様な雰囲気。
街にはサムライブルーのユニフォームをディスプレイした店舗が
早々に敗退した対応が出来ずに、むなしく飾られていました。
とあるショッピングモールでは本田選手の「夢日記」が大量の在庫で雑に陳列されていました。
過ぎた事をクドクド言っても意味はないですが
何よりも反省すべきは世界に日本のサッカーを見せつける大会という
コンセプト自体が本番の3試合でのみなされていなかった。
ここを反省しないと、また監督が代わって、ここからやり直しです。

まぁ、日本についてはこれくらいにして。

次に開催国・ブラジル。
エース・ネイマールの痛すぎる骨折からチームの背骨が折れたとしか言いようがないです。
しかし準決勝・ドイツ戦の歴史的敗戦はそれだけが原因でなく、
キャプテンでありセンターバックのチアゴの警告累計で出場停止が問題だったと思います。
サッカーにおいては、カード覚悟でどうしてもやらなければならないファールはあります。
チアゴのプレーはその類いではなく、GKへの無駄なチャージで
冷静であれば防げたと思うだけに残念です。
それでも3位決定戦を含めてブラジルにとってはあらゆる事が裏目に出た非情な結果です。
スポーツの冷酷さが顕著に表れました。

ベストゲームは決勝戦で間違いないでしょう。
ドイツのゲルマン魂はメッシ率いるアルゼンチンを延長戦の末1-0で下し
最後まで誰一人諦めず走り続けて勝ち取った勝利です。

準決勝で敗退したオランダも素晴らしかった。

この3チームで特に目立ったのが
ディフェンスのレベル。

オランダ・デヨング、アルゼンチン・マスチェラーノ、ドイツ・シュバインシュタイガー。
この3名の守備的MFのプレーはある種、ゴールに匹敵するくらいの感動を覚えました。
そして決勝戦での両チームのスライディングタックル。
このディフェンスのレベルは日本にはない。
判断の速さ、寄せの速さ、ボールを奪う為の優先順位の付け方。
スペインがパスサッカーで世界を凌駕させた次の時代が来ていると思いました。


しかしこの1か月、いつ寝ていつ起きるのか
本当に滅茶苦茶でしたが、これでようやく落ち着けます。

最後に
この大会でブラジルがサッカー王国ではなくなった訳じゃなく
スペインのサッカーが終わった訳じゃなく
イングランドもイタリアも予選敗退したことは事実だけど
アジア勢がすべてグループリーグ最下位になった事も事実だけど
ネイマールは歩き出していたし、ロドリゲスはコロンビア初の得点王になり
メッシはMVPながら残念な表情で
フランス大会に並んで171ゴールの最多得点となり
そんな中クローゼはゴール歴代トップになり
素晴らしいディフェンスと途切れない集中力と走りきる体力と球際の激しさと、、、。

少なくとも世界のサッカーは進歩し続けています。

とにかく言い出すとキリがない、楽しい1か月が終わりました。


4年後には我が国のサッカーが
ごみ拾いだけで評価される国じゃない事を期待したいと思います。

オゥウェ~ア~、オゥウェ~ア~!