夏と冬を比べると着る物の数もそうですが
冬の方が格段にファッションセンスに差が出ますよね。
いや、何も僕がファッションの云々を語ろうという訳じゃありません。
ただ確実に着る物や髪型、小物など何かと意識したのは
この人のこの時代でしょう、、、。
第46回 The Style Council
1983年、The Jamを解散させたポールウェラーは
モッズ系オルガニストのミックタルボットとスタイルカウンシルを結成。
ジャム解散時には一躍時代の寵児とまで言われていたポール。
なぜネオモッズバンド・マートンパーカスなどに在籍していたミックタルボットと組んだのか?
僕の個人的見解ですが
理由は後期ジャムの音源にも傾向が出ているように、
ポールウェラーの音楽がパンク・ニューウェーブから確実にソウルやジャズ、ファンク,
もちろんR&Bなど、よりモッドな路線へと変わって行き、そのセンスを理解し、
音楽的体現の出来る相方として選んだ事と
もう一つは服装などのセンスは良いが、自分より確実にブサイクだった事ではないでしょうか。
早速、辛辣な解説で申し訳ございません。
もしミックタルボットの熱狂的ファンの方がお読みでしたら心外でしょう、、、。
しかし、たぶんきっとこれは事実です。
本人に聞けば確実にそれは違うと弁明するでしょうが
本人にさえ気付かない深層心理で選んでいたはずです。
ルックスはさて置き、1枚目の「カフェ・ブリュ」からヒットしますが
サウンドは確実にジャム時代とはかけ離れた洗練さ!
2枚目の「アワフェイバリットショップ」は、このコーナータイトルもここからですが
全英チャート1位となりジャム時代のファンを裏切りながらも更に国民的人気となりました。
このジャケットにある、お店の壁に貼られたポスターは映画「アナザーカントリー」。
この映画も観に行きました。
内容はイギリスのパブリックスクールでのホモ映画。
あ、失礼しました!青春群像劇ですが、映画館では同じくポールウェラーモドキが
あちこちにいました。
このようにこの時代、ポールウェラーがやることなす事、みんな挙ってマネしていました。
僕なんか、どう考えてもミックタルボット系にも関わらず髪型をマネたり
シングルトレンチにリーバイス501を合わせ、縦縞のソックスとローファーを穿いたりと
全然似合ってないのに挑戦し続けました。(悲しい!)
このスタイルカウンシルを聞く事でノーザン・ソウルやアシッドジャズなど
今まで距離のあった音楽にも触れる様になった方も多いと思います。
ただ、非常にオシャレな音楽であった為、予想を反する傾向も見られました。
オシャレすぎた余り、それまでポールウェラーはロックのヒーローであったはずが
巷でチャラチャラしている金持ち坊ちゃんやクラブで遊んでいるブランド志向のお姉ちゃんなど
全然違った層の人たちが(イイよね~)なんて言うようになったのです。
僕らみたいなバンドから入ったヤツは、なぜかそうなると醒めてしまう傾向があり
人前で「スタカン」なんて呼び方を聞くと、わざと反応しないようになって行きました。
それでもマクセルのCMで彼らが出た時は密かに狂喜乱舞し、
駅貼りの特大B0ポスターをわざわざ駅に問い合わせ、掲載が終わった時に
譲り受けるよう交渉したりしました。
ただ、このポールウェラーはズルい男です。
50歳を超えてこのカッコ良さですから、、、。
このサングラスも欲しいなぁ、、。
マネて作ったらヤクザのオッサンみたいになってしまうんだ、これが。
ポールウェラー、彼の2008年のコメントに
「俺は髪の毛があったからロックスターとして成功した」と公言し
ハゲのモッズなんかあり得ないと言っています。
つまり、スタイルなんですよ。
やっぱり。
僕もカタチから入って、カタチのままで喜んでいますが
これはある種普遍ですね。
でも、ポールがこれほどカッコ(スタイル)に気を使う理由としてもう一つ。
彼は信じられない程の運動音痴です。
ロンドンバスに飛び乗ろうと失敗して骨を折ったり
プロモでランニングのシーンではやたら遅かったり。
たぶんサッカーも下手なんでしょう。
きっとその辺の反動でしょうか、、、!?
まぁ、その反面、誰にも負けないルックスを持ってますけどね!
天は二物を与えず。
でもルックスが良けりゃ、生き方まで変わるよね~。
(苦笑)