「将来は人の役に立てる仕事に就きたい。」
よくある夢だ。
昔はこんなことを考えていた。
なぜなら、これといってなりたい職業がなかったから。
ないというよりも未来というものに興味がなかったのだろう。
今考えると、子どもであったというのに寂しいものだ。
しかし、
「人の役に立ちたい」といっても、
そもそも「人」は誰のことを指しているのか。
世の中にはどんな人だっている。
名前、年齢、性別、職業、経済状況、家族構成、身体機能、精神機能…。
人それぞれ。さまざま。
それに仕事は、何かに必要なことをして報酬をもらうのだから、役に立たないものは初めから行うものではない。
「人の役に立ちたい」という夢は
具体的でもっともらしく思えるが
実はとても漠然としたもので、
何も脳裏に描いていなかったことに
ほぼ等しい。
そんな私が
なぜ今のような夢を追うようになったのか。
きっかけは、
あの日の
あの時の
あの瞬間に
誰も想像していなかったことが
起こったから。
私の行く目的地が
作られていく…。