私はものぐさで、掃除が苦手です。![]()
維摩会(春秋館)の行事の時にはみんなで楽しく
掃除をするのですが、家にいる時は面倒になって
部屋を散らかしてしまいます。
パナソニックのホームページに「松下幸之助の便所掃除」と
題した物語が紹介されていました。
「大正12年の暮れ。
工場では従業員一同が大掃除を行っていた。
満足げに見回っていた幸之助は、従業員の便所だけが、
なぜか汚れたままなのに気づいた。
幸之助はしばし見守っていたが、だれも掃除しようとせず、上司も言いつけない。(中略)
「便所はみんなが使う、自分たちのものである。
それを掃除するのに、何の理屈があるものか!」
幸之助は激しく憤りを感じ、そして考えた。
「これではいかん。たとえ仕事ができても、常識的なことや礼儀作法がわからないままでは、社員にとって松下で働く
意義は薄い。人間としての精神の持ち方を教えるのも
工場主たる私の責任だ。言いにくいことも言わねばならない」と。
便所掃除が終わったら、何と言われようが、みんなに強く
注意をしよう。そう思いながら、幸之助は便所の踏み板を
何度も何度もほうきでこすった。」![]()
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パナソニックのホームページ
https://www.panasonic.com/jp/corporate/history/founders-story/2-2.html
社長自らトイレ掃除をするとは、さすが一流の経営者だと
感じ入りました。![]()
掃除の意義について、松下政経塾の塾生に掃除をさせていた松下幸之助さんは次のように語っています。
「どんな仕事でも、単純な仕事でも、真心をこめてやらないと具合が悪い。そこからいろいろなものが生まれてくるわけや。掃除の仕方でも、やっているうちに、こういう掃除の
仕方があるということがわかってくる。植木のあいだを掃除していても、こういうふうにしたほうがもっと早くきれいになる、木のためにもなると気づく。(中略)
ところがはたして、全員が朝の掃除を30分間、誠心誠意やっているかどうかという問題やな。形式的にやっているだけだったら、それはもう、何も身につかんわけや。植木のあいだを掃除している。葉が落ちている。その落ち方を見て、この植木は傷んでいるからもっと水をかけてやらなければいけないというようなこともわかってくる。掃除をしていながら、植木を育てることもできるわけや。すべてにおいてそうなれば、商売をしていても、こういう商売の仕方は具合が悪い。将来の日本のためにならない。将来の日本のためになるには、商売の仕方を変えないといけない。そのためには、この法律は必要ない、この法律があったらかえってじゃまになるから、この法律を変えなければいけない。するとさらに、そのためには政治はこうあらねばならない、ということまで発想していくことになる。だから、掃除をしている過程において、偉大な政治の要諦がつかめるわけや。」
PHPオンライン衆知
https://shuchi.php.co.jp/article/908#google_vignette
掃除というひとつの行為を通して、日本の未来まで
思いを馳せる…すばらしいことですね!![]()
さて、私も重い腰を上げて、これからトイレ掃除します![]()
皆様のお部屋が清々しくキレイでありますように。
合掌![]()