小学一年だった俺と、現在までの俺の時間やプライドが果たして、彼に会うと言う行動に出るか…
人生を決定付けた、小さな頃のあの気持ちは
毎日、毎日…何時も何かが足りなく、怒り、悔しくて、早くあの街を出たかった。
見返してやりたかった…
誰に怒っていたのか…
それは、きっと無力だった自分自身だったんだろう。
その時が来たのか?
全てを許すのか?受け入れるのか?俺は…
まだ、その時じゃない気がする。
その男も歌を唄っていた。
自宅でエレキをツマ弾いてまだ幼稚園児だった俺に歌わせていたのをよく覚えてる。
ダウンタウンブギウギバンドの港のヨーコヨコハマヨコスカって曲(笑)
いつか、勝負してみたいね…
俺と、酒の飲み方や煙草の吸い方がそっくりらしい…
不思議なもんだね…
クソッタレが。
胸がえぐられそうな位に、説明出来ない感情になりやがる。
俺はこうして、日本のど真ん中で俺のやり方で精一杯生きてるぜ。
心配ご無用…
今更、なんとも思っちゃいないぜ…
アンタらしく、元気でいてくれ…港のおやっさん。
俺にはやっぱ、アンタの血が半分ドクドクと流れとるみたいだな…
