勝手に始めた、一人旅
知り合いも、ダチも、親類も、バンドもない、知らない街。
僅かな自信と、少しだけの
孤独...
あの街捨てて、楽勝だなんて
世間知らずで...
肩で風切って
飛び乗った、遠い昔の冬の夜..名古屋駅ホームから..
カサブタだらけのハートで。
今更、ようやく気付いた事がある
幸せになる為に
人は産まれ、人に出会い、別れ、また出会い...
手のひらを、確かめ..
また、歩き出す。
産まれ落ちた時の、
俺の手のひらの中には
所詮
この世界に翔び出した喜びしか、入ってなかったはずだぜ。
ただ、そいつだけあれば
あとは、自分次第
6才からずっと思い描いた夢の街にやっと辿り着いた
19才の..
東京駅..
人混み掻き分け、ようやく構内出たら
当時、ヤケに寒く感じたのを
今でも肌で覚えてる
やるしか、無いんだ...
あれから何度もいい聞かせた、日々。俺もお前も一緒さ
また、走ろう。
それは、お前の生きた証。
