№297 R6.3.11投稿
「 アップルパイ 」
パンのコーナーで見つけた
菓子パンのアップルパイを買って
こたつの上に置き
「お母さん一緒に食べよう」
「ぴいちゃん一緒に食べよう」 と
誰もいない部屋に話しかけて
一人で食べました
3月11日と12日
毎年落ち着かないこの時期
食事も家事もうわの空で
おろそかになるのですが
母や祖母と一緒に食べたい
味わって欲しいと思えば
食べることができました
亡くなった人に
届くはずはないと
言及する必要はないでしょう
これは私の勝手な想いです
でも
一緒に食べたつもりなのに
嬉しくないのはなぜでしょうか
やっぱり一緒に生きて
同じテーブルを囲む方が
ずっと ずっと 幸せです
大きな防災なんて
私にはよくわかりません
ただ 家族が心配なだけ
友達や仲間を喪いたくないだけ
お互い大切に想いあう人の
ごくごく小さな集まりから
「喪いたくない」が生まれて
「守る手段」を相談して
とても小さくて頼りないものに
見えるかもしれませんが
この小さくて頼りないものには
想いあう人同士の心が息づいています
世の中がどんなに変わっても
自分の身に災害が降りかかった時
真っ先に身を寄せ合うのが
お互い大切に想いあう人の
ごくごく小さな集まりです
一人でも喪ってしまったら
心の置き所を失くしてしまいます
今日が特別な日だと思うなら
明日はどうでしょう
その次の日はどうでしょう
誰もがかけがえのない人達と
ずっと寄り添って過ごせますように
そう願ってやみません
#語り部佐藤麻紀
#出来ましたらシェアをお願いいたします
あなたの一番大切な人は?
▼本日限定!ブログスタンプ
