№261 R3.12.10投稿
屋根があって
壁があって
シーツを一枚と
毛布を一枚もらって
冷たい床に横になって
生きていることが
信じられなくて
大切な人が
亡くなったことを知って
私の傍には
夫と子供たちが生きていて
生かさなければ
そのために
生きなければと決心して
砕け落ちそうになった時は
心をホワイトアウトさせ
それでも
それでも
命があることは
生きていられることは
幸せなのだと感じています
「 人間いつかは
必ず死ぬんだから 」
必ず死ぬんだから なに？
命を喪うことは
言葉ほど
簡単なことではないんです
「 人間いつかは
必ず死ぬんだから 」
その言葉を
喪いたくない人に
かけがえのない大切な人に
決して 絶対に
投げつけたりしないでください
「 何が起きても
必ず一緒に生きよう 」
素直に
そう 約束してください
今この命を生きられるのは
たった一度だけ
あの日から
二度と会えなくなってしまった
大切な人たちが
無言で教えてくれています
難しいことを
言いたいわけではありません
単純に
命を喪ってほしくない
ただそれだけなんです
語り部佐藤麻紀
#語り部佐藤麻紀
#出来ましたらシェアをお願い致します