№205.R1.5.30投稿
「 いつか・そのうちに 」
東日本大震災の以前から言われていたのです
「 いつか・必ず・近いうちに 」
大きな地震が来るよ
そうしたら 津波が来るよ と
私たち家族は
過去何度も津波の被害があった
雄勝町という町で生まれ育ちましたから
周りの大人から
津波の恐ろしさを教えられて育ちました
海の町ですから
これぐらいは当たり前という備えや
避難訓練もしていたつもりでした
しかし
8年前の東日本大震災の津波は
教えられていたものとは桁違いで
平凡な生活を奪い
財産を奪い
ふるさとを奪い
コミュニティーを奪い
そして一瞬で
かけがえのない多くの命を奪っていきました
本当に一瞬のうちにです
皆さんの周りでも
「 いつか・必ず・近いうちに 」の声が聞こえていませんか
皆さんにもきっと聞こえているはずです
「 そのうちに備えなくちゃ 」と思っていませんか
8年前
東日本大震災の数日前に大きな地震があり
私は「いつか・必ず・近いうちに」
また大きな地震が来るかもしれないから
あれも用意しておこう これも車に積んでおこう
「 そのうちに用意しておかなくちゃ 」
そう思っていました
今思えば この時はまだ幸せだったのです
住む家があって
自分達の住む土地があって
大切なひとも一緒に生きていて
何でもない幸せがあって
津波の恐ろしさを知らず
被災者と呼ばれながら生活を立て直す苦労や
災害で人が亡くなることがどういうことか
その真実の姿を知らなかったのですから
語り部の私は急いでいます
「 いつか・必ず・近いうちに 」は
ある日突然
何の前触れもなく平凡な日常を切り裂くものです
目の前の小さな幸せすら
容赦なく ぐちゃぐちゃにしてしまうのです
難しいことはいらないんです
もし 発災してしまったときは
直ぐに 安全な場所に避難してください
避難したら
決して危険な場所には戻らないでください
ご自身の身の安全を守ってください
命を守ってください
「 違う場所で被災した家族はどうするんだ 」
そう思われるなら
今すぐに 大切な人と約束してください
何があってもお互い自分の命を守り
必ず生きて再会する約束をしてください
皆さんが耳にされている
「 いつか・必ず・近いうちに 」は
この数秒後であってもおかしくはないのです
喪ってから 限りなく後悔するなんて
皆さんの人生には必要のないことです
きれいごとで済むなら
私は語り部なんかしないんです
みなさん どうかお願いします
出来ましたら
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#語り部佐藤麻紀