№204.R1.5.16投稿
「 何を持って逃げればいいですかという質問 」
 
災害時に備えて 
非常持ち出し袋( 防災バック等 )に
何を入れておけばいいのですか?
普段から あれもこれもと詰め込んで
もう バックがパンパンなんです
東日本大震災を経験した方の視点から教えてください
 
語り部でお会いした方々が
語り部を聴く前に質問事項を用意してくださることがあり
その中でもこの質問によく遭遇します
 
実際には 語り部をお聞きになった後
想像していた話とは余りにもかけ離れていて
この質問が私の前から隠れてしまうこともあります
 
命が最優先でも
非常持ち出し袋を備えるのは
これまで多くの自然災害を目にした私達にとっては
既に当たり前のこととなっています
 
あれもこれもと詰め込んで
バックが重くなってしまい
必要最低限の用意をしたい
そう思うのは 
避難時に少しでも身軽に早く逃げたいという思い
 
避難後に困らないように
あれも持っていきたい
これも入れなくちゃと
バックがいっぱいになるまで詰め込むのは
災害時に出来なくなる普段の生活への不安な思い
 
どちらも 避難時の自分を想像すれば
当たり前に湧き上がる思いです
 
災害を経験した私は
「 命だけ持って逃げてください 」
そう言う事しか出来ませんが
事前に備えることは
避難後の命を繋ぐために
必要だということも承知しています
 
まだ見ぬ災害への不安な気持ちが和らぐのなら
何個でも非常持ち出し袋を備えてください
いくらでも備蓄をしてください
 
ただ 肝心なことは
災害のその時に命を喪ってしまえば
非常持ち出し袋の中身も
ため込んだ備蓄品も使えませんから
瀬戸際に立たされる前に
命だけは忘れずに逃げること
何を持たずとも避難することです
 
また 何を用意したらよいか悩む前に
「 誰と 備えたらよいのか 」
悩むのであればそこから始めてください
 
災害に備えているお母さん お父さん
非常持ち出し袋や備蓄品の準備を
一人でされていませんか
動ける大人だけで済ませていませんか
 
皆さんがしっかり準備したモノたちが
どこにあるのか
何が入っているのか
どうやって使うのか
家族全員が同じ様に知っていますか
同じ知識や情報を共有していますか
 
災害時に 一生懸命準備したものでも
命が危ない場合は
持たずとも逃げること
危険な場所に取りに戻らない事を
話し合い 約束していますか
 
家族の誰かが家の中に
たった一人の状態で被災することもあります
 
子供だけで被災することもあります
 
家族のために備えたはずなのに
自分でも知らないうちに
独り善がりの「 備えたつもり 」になっていませんか
 
災害への備えをする時は
喪いたくない人と一緒に備えあってください
 
相談しながら備えあって
「 何があっても
   必ず生きて再会する約束 」をお願いします
 
命があれば 
安全になってから取りに行くことも出来ます 
誰の命を喪うことなく
皆さんが準備したものを使ってあげてください
 

出来ましたら
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#語り部佐藤麻紀