№186.H30.11.27投稿 「 失礼なことではなく 」
 
マスメディア等を通して皆さんが知った
被災地や被災者は
現実の被災の世界とは違うのかもしれません
 
被災した後 語り部として
自分自身が体験した被災状況や
その時からの心情をお話ししていますが
私は その全てを語ることはないのです
 
人様に 関心を持ってもらい
命を守るための相談をして頂くためには
皆さんが「 興味 」を持ってくださるように
センセーショナルな話題を公表するのが
一番手っ取り早い方法です
 
例えば 「 悲惨な出来事 」
例えば 「 不幸な出来事 」
例えば 「 被災者から勇気をもらう話 」
例えば 「 被災の中で起きた美しい出来事 」
例えば 「 被災者に対する不満に関する話 」
 
極端に 醜い話・素晴らしい話は
人の心に入り込みやすく
感情を揺さぶりやすく
簡単に興味を引き
いともたやすく拡散されます
 
私の話す体験談にしても
マスメディアや他人様が興味を持つのは
悲しい部分・悲惨な部分・避難を呼びかけた部分
人様のために語り部をしているという誤解された部分
つまりは 「 悲惨な部分ときれいごと 」の
心を揺さぶられやすい部分です
 
きっと その事を中心に据えて吐き出せば
誰もが飛びつき 拡散されるでしょう
 
しかし 本当に私達が必要なのは
そんな猥雑なことではありません
 
災害で起きた心を揺さぶられる話題を知り
「 そういうことがあったのだなぁ 」
「 気の毒な事だったなぁ 」
「 被災の中にあっても人の心は美しいなぁ 」
そのように済ませてしまった人はいませんか
情報に操作されたまま
そこで終わらせてしまった人はいませんか
 
肝心なことを見落としてしまった人はいませんか
 
私達が経験した被災状況を
ご自分やご家族がこの先経験するかもしれない
そのことに気づかない人はいませんか
 
被災した地では
目や耳を覆いたくなる話や
優しい心に触れた話は 探さずとも
ごまんとあるのです
 
その ごまんとある出来事が
災害が起きた時 当たり前のように
皆さんの目の前に姿を現すのです 
 
例え 皆さんが被災地の話題に触れた入り口が
極端に 醜い話
素晴らしい話であったとしても良いのです
 
重要なのは そこから何を得るべきか
その得たものをどう活かすかなのです
 
情報に流されるのではなく
ご自分や大切な人のために活かすこと
 
それは 
被災した人に失礼なことではなく
皆さんのかけがえのない人を守るために
必要なことなのです
  
「 被災の悲しみを忘れない 」 
「 被災地を忘れない 」とは 
  そういうことなのです
 
どうか 皆さんの頭の中に終い込まずに
情報から得たものを活かし
喪いたくない人と相談してください
 
私のように
充分に話さなかった後悔をしないでください
そのような後悔は
皆さんの人生にあってはならないことですから
 
出来ましたら
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                #語り部佐藤麻紀