№154.H30.3.10投稿 
「 今 私達がどこにいるのか 」
 
あの日の前日に帰れたら
きっと きっと
私は真っ先に家族を連れて
津波の来ない場所に逃げるのです
 
何をおかしなことを言ってるんだと思われても
どれだけ 馬鹿にされても
津波なんか来ないと言われても
私は必ず家族の手を取って 無理やり引きずってでも
津波の来ない場所に逃げるのです
 
震災後 この時期が来るたびに
心も身体もざわついて
何かしていないとおかしくなりそうです
 
普段閉じているはずの心の蓋が
何かの匂いを嗅いで思い出がよみがえるように
内側からこじ開けられるのです
 
私の出来る精一杯で語り 
文章に起こしたとしても
「 あの日 」をそのままお伝えすることが出来ません
あの日の 匂い 空気 音 声 目に映った光景 
身体の中身がどこか抜かれたような感触・・・・
筆舌に尽くしがたいというのが本当の思いです
 
明日になれば
「 震災から7年経ちました 」 と
どのマスメディアでも報じることでしょう
 
しかし 私達が今いる場所は
震災から7年目の被災地ではなく
次の災害が潜んでいる地面の上なのです
この7年の間にも 各地で災害は起こっているのです
 
物事に白黒をつけるという言葉があります
災害を「黒」という色に例えるならば
未災害は反対の「白」でしょうか
いいえ 未災害は確固たる「灰色」です
津波と同じ灰色です
未災害は絶対に「白」にはならないのです
 
私は この事実に
自分が被災して初めて気づきました
 
皆さんも 私と同じ経験をしてから気づきますか
それとも 灰色である今のうちに行動しますか
その選択肢も権利も
今 たった今 皆さんの目の前にあるのです
 
その権利を放棄するのは皆さんの自由ですが
私は 皆さんが泣く姿を見たくはありません
そして 私自身
もう2度とあんな思いを重ねたくはありません
 
本気で生きたいと思いますか
心底 生きていてほしいと思いますか
 
それとも 
もっと残酷な現実を知ってからでないと
身動きすらしたくありませんか
 
皆さんは どう思われますか
 

私の思いを綴った記事ですが
皆様のお心に触れる記事がございましたら
ご家族や大切な方々と
シェアをして頂ければ幸いです
どうぞよろしくお願い致します_(_^_)_
 

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