自分の親が亡くなったとしても
 
我が子が亡くなったとしても
 ...
愛する人が亡くなったとしても
 
愛しい人の亡骸を抱きしめて
喉が裂けるほど助けを求めても
どんなにあなたが身の裂ける思いで縋りついても
 
大きな災害の後では
「命」ある人の救助が優先なのです
 
ですから
 
死んではいけないのです
 
死なせてはいけないのです
 
 
人間は 裸になってしまえば
自分が自分であるという証明すら出来ません
 
顔の特徴 体の特徴を訴えても
その特徴は 亡くなった人の家族にしか判別できません
災害時にはその家族の記憶でさえ混乱するのです
 
津波で亡くなったからこうなっているのではないか
火災で亡くなっているのでこうなっているのではないか
 
そのようにして
他のご家族と取り違えられることもあるのです
 
歯型や病歴をもとにして調べればよい?
 
いいえ
 
大きな災害で壊滅した町では 
病院も歯科医院も被災し 建物も壊滅します
カルテが無事だと思わないでください
 
着ている服や持ち物から判別できる?
 
いいえ
 
その状態で見つかるとは限らないのです
被災した状況によって 服が脱げてしまったり
持ち物も携帯しているとは限らないのです
 
警察や自衛隊の人が探してくれるでしょう?
 
いいえ
 
警察の方も自衛隊の方も生存者が優先です
亡くなった人の捜索をしたくとも
生きて助けを求める人を優先しなければいけないのです
 
皆さんは
その現場に立つご自分の姿や心を 
命を喪い 行き場のない家族の姿を 
肌身に感じて想像することは出来ますか
 
ですから
 
死んではいけないのです
  
死なせてはいけないのです
 
皆さんは 
家族を残して亡くなっても
家族を喪ってもいけないのです
 
防災減災の基本は 
「 かけがえのない命を守ること 」
ただ ただ それだけなのです
 

 

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語り部佐藤麻紀