災害で家族を亡くした人には
「 仕方がなかった 」といって
心を納得させる方法が無いのです
...
あの津波が来る数日前 大きめの地震があったために
私の父と母は
「 もし津波が来るようだったら山に逃げよう 」
そのように 話し合っていたそうです
雄勝町は これまでに何度も津波に襲われた町なので
私の身近な人達も 大きめの地震があるたびに
それぞれ 家族や友人と声を掛け合っていました
挨拶のついでに 自分の車に食糧を積んだり
毛布を積んでおこうかと話題にも上がっていました
私自身も 何かあったら車で過ごすことを考え
そろそろ 毛布ぐらい積んでおこうと思っていたのです
その数日前の地震があった翌日
私は実家に行き 母とお茶を飲みながら
前日の地震のことを話していました その時に
津波の時は 父と山に逃げる相談をしたと
母から聞いています
祖母の入院していた病院は 実家の斜め向かいの
海側に建っていました
コンクリート3階建ての病院です
私の実家は建て直される前の古い家の時に
一階の茶の間の壁 畳から1メートル程のところに
薄黒い跡が一本ありました
私はそれを 以前の津波の跡だと教えられて育ちました
もちろん 嫁いできた母もそのことを知っています
ですから 大きな津波が来て
家の中が水浸しになることはあっても
コンクリート建ての3階に入院している
祖母のところまで津波が来るということは
ありえないことだと たかをくくっていたのです
こうも言っていました
「 病院が全部呑まれるぐらいの津波が来たら
日本なんか全部沈没してしまうべ 」
ところが そのありえないことが
目の前の現実として起きてしまったのです
雄勝病院は
屋上をはるかに超える津波に襲われてしまいました
山に逃げるはずだった母は
地震直後 声を限りに山に逃げろと叫ぶ
父の制止を振り切り ぐるっと踵を返し
病院の祖母のもとへと走って行ってしまいました
「 仕方がなかった 」といって
心を納得させる方法が無いのです
...
あの津波が来る数日前 大きめの地震があったために
私の父と母は
「 もし津波が来るようだったら山に逃げよう 」
そのように 話し合っていたそうです
雄勝町は これまでに何度も津波に襲われた町なので
私の身近な人達も 大きめの地震があるたびに
それぞれ 家族や友人と声を掛け合っていました
挨拶のついでに 自分の車に食糧を積んだり
毛布を積んでおこうかと話題にも上がっていました
私自身も 何かあったら車で過ごすことを考え
そろそろ 毛布ぐらい積んでおこうと思っていたのです
その数日前の地震があった翌日
私は実家に行き 母とお茶を飲みながら
前日の地震のことを話していました その時に
津波の時は 父と山に逃げる相談をしたと
母から聞いています
祖母の入院していた病院は 実家の斜め向かいの
海側に建っていました
コンクリート3階建ての病院です
私の実家は建て直される前の古い家の時に
一階の茶の間の壁 畳から1メートル程のところに
薄黒い跡が一本ありました
私はそれを 以前の津波の跡だと教えられて育ちました
もちろん 嫁いできた母もそのことを知っています
ですから 大きな津波が来て
家の中が水浸しになることはあっても
コンクリート建ての3階に入院している
祖母のところまで津波が来るということは
ありえないことだと たかをくくっていたのです
こうも言っていました
「 病院が全部呑まれるぐらいの津波が来たら
日本なんか全部沈没してしまうべ 」
ところが そのありえないことが
目の前の現実として起きてしまったのです
雄勝病院は
屋上をはるかに超える津波に襲われてしまいました
山に逃げるはずだった母は
地震直後 声を限りに山に逃げろと叫ぶ
父の制止を振り切り ぐるっと踵を返し
病院の祖母のもとへと走って行ってしまいました
父は 当時遊びに来ていた私の従従姉妹と
その従姉妹のよちよち歩きの息子を助けるために
母の後を追い 一緒に逃げることはかないませんでした
従姉弟とその息子を連れて逃げた山の上から振り返り
父が見た病院の様子は 筆舌に尽くしがたいものです
私が 実にしつこく
皆さんがご家族と 命を守る話し合いをしてください
そのようにお願いするのは
このような背景があるからなのです
話していたはずなのに 浅すぎた
母の性格まで見据えていなければならなかった
その やりきれない後悔が
いくら悔やんでも悔やみきれない想いが
絶えず私を責め続けるからなのです
どれだけ話し合いをしていたと思っていても
家族を亡くした人にとって
「 仕方がなかった 」という救いはないのです
どうか 大切なご家族と
継続的に 命を守るための話し合いをお願いします
皆さんの大切な人は 実際の災害時に
どのような行動をとるでしょうか
予測できるのは そのご本人よりも
普段 一緒に生活をしている皆さんなのです
一人の語り部の力では限界があります
私の思いをぶつけただけの稚拙な記事ですが
多くの皆様にご覧いただくことで
大切な方の命を守る話し合いの
一番最初の小さなきっかけにしていただければ幸いです
ご自分のページでリブログしてくださる皆様
貴重なお言葉を添えてシェアしてくださる皆様
いつもシェアして頂き
そしてお力添えいただき 本当に有難うございます