「 つめたい語り部なのです 」
以前からお伝えしていますが
私は地震の専門家でも 津波の専門家でもありません
まして 一度の被災経験があるからと言って...
防災に関する知識が全て備わった人間でもありません
つまり 皆さんが助かる方法
その答えを伝えることは不可能ですし しておりません
私の語り部は 東日本大震災発生から
遺体の取り違えがあった母を探し出し
雄勝町のお墓に連れていける日までのお話です
あの日 被災した大勢の人たちの中の
たった一人分 そしてたったひと月分の
私の身の回りで起きたことを お話ししています
被災時にどうすればよいのかは
一切お話しできません
それは 皆さんが被災された場合に
わたしの言ったとおりの行動をそのままされて
命を喪う方がいては 絶対にいけないからです
私は皆さんの命の責任は取れないのです
では 何かあったときに
命の責任を取ってくれるのは誰でしょうか
それは まぎれもなく ご自分自身のはずです
避難経路も 避難場所も
避難した後生活を立て直す手段も
置かれた状況にあった方法が出来なければ
どれだけ素晴らしい防災減災の方法も無駄になります
何も持たず 何もない状況で 自分の住む土地で
また 仕事で訪れている土地勘のない場所で
どうやって命を守るのか
そこから 考えることが出来なければ
普段の生活からかけ離れた被災時の状況に
自分を落とし込んで備えることは不可能なのです
語り部を聞いた後 我がこととして備えるかどうかは
すべて 皆さんの捉え方の問題です
私が 皆さんの命に責任を取れるわけではないので
後は聞いてくださった皆さん次第です
自分の命は他人任せにしてはいけないのです
私の語り部は
普段から家族で命を守る話し合いをしていただく
最初の 小さなきっかけにしていただければ良いのです
普段から家族と話し合わないことは
災害に見舞われる前から
大切な家族の命を手放しているのと同じです
私も 亡くなってしまった母や祖母と
もっと話しておかなければいけなかったのです
二人の命を手放していたのは 私自身なのです
皆さんは その後悔を 二度と繰り返してはいけません
災害前から 家族の命を手放してはいけないのです
かけがえのない人の命を守るために
様々な状況下での避難方法を話してみませんか
被災した人間の気持ちの一端です
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#語り部佐藤麻紀