自然災害は残酷ですが平等です
「 十把一絡げ 」
震災後の混乱する状況の中で
私達被災した人間を助けようと
様々な 方法で支援をして頂きました
あの頃の私達は
食べ物にも 飲み物にも 着る物にも
トイレや寝泊まりする場所にも 困っていましたし
行方不明になった家族を探すのにも手が足りず
亡くなった家族をどうするべきかも判断に困りましたから
全国 また海外から送っていただいた
貴重な支援品やお金 大勢の方の支援の手に
命と心を 救って頂きました
いくら感謝してもしきれない程助けて頂きました
おかげさまで 私達も 子供の学用品や
身の回りに必要なものに苦労することなく
人間らしい生活を送れるようにもなりましたし
未だに 行方不明者の捜索もしていただけます
その一方
災害の影響で自分以外の家族が皆亡くなったり
震災時の怪我や病気がもとで自由が利かない人
仕事を失い 職を転々とせざるを得ない人
働き手のないお年寄りだけの年金生活や
仮設住宅 みなし仮設を出てからの
生活再建が大変困難な状況の方もいます
便宜上 被災者というくくりで
十把一絡げにされがちですが
ひとりひとりが
被災状況も 被災度合いも異なり
震災前のように自立した生活が出来ない方もいます
「 被災者はいつまで甘えているのだ 」
「 被災者面して
支援をもっとしてほしいなんて 図々しい 」
「 今まで勉強なんか興味なかった子供達が
震災後に勉強をしたいなんて
心から思うはずがない それは贅沢だ 」
一部の方々から
そのような声があることも現実であり
被災者と呼ばれる私達にも伝わっていますし
被災地のほんの一端しか
伝わっていないからこその言葉なのだと思います
世の中には 多種多様な考え方があり
人によって気持ちの在り方も価値観も違います
ですから そのような言葉にも怒りはありません
それが現実であることを知ったうえで
生きなければ 何かあるたびにつまずくだけです
ただ 知っていて頂きたいのは
災害がご自分の身に降りかかってしまったときに
どんなに困難な状況に置かれた場合でも
同じような言葉を投げかけられるということです
これは 温かい心で支援してくださった方にも
心無い悲しい言葉を投げかけた方にも
再度被災した場合の私達にも
同じように投げかけられるはずです
悲しい言葉や心無い言葉を言われたことが
辛く悲しくて 書くのではありません
自然災害は人を選ばずに降りかかります
もっと災害の全体を見回して
現実に何が起きているのかを知り
学び続けなければいけません
必要なのは論争することではなく
今何をするべきかの話し合いです
未災者と被災者は
いつでも境界線を挟んで
ぴったりと平行に並んでいるのです
被災者と一緒にされることに
嫌悪感を持たれる方もいらっしゃるかもしれませんが
自然災害の残酷な平等性を知り
かけがえのない命を守る行動を考えて頂きたいのです
被災した人間の気持ちの一端です
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#語り部佐藤麻紀