もし 出来ることならば
私が あの日見たもの 感じたものを
そっくりそのまま 知ってほしいのです
そして ご自分の家族を守るための
踏み台にしてほしいのです
 
「 我がこと として考えること 」について
 
ある日突然
あなたの住んでいる家が崩れ落ち
住むところが無くなったらどうしますか
 
ある日突然
あなたの仕事がなくなり
無職になったらどうしますか
 
ある日突然
あなたの大切にしていた思い出の品がなくなり
手にすることが出来なくなったらどうしますか
 
ある日突然
あなたが今乗っている車がなくなり
どこにも行けなくなってしまったらどうしますか
 
ある日突然
昨日まで当たり前だったこと全て
あなたの目の前から消え去ってしまったらどうしますか
 
ある日突然
あなたの帰るべきふるさとが破壊され
二度と帰ることが出来なくなったらどうしますか
 
ある日突然
家族が亡くなり
あなたの手で遺体を探すことになったらどうしますか
 
そのある日が
今日 今 すぐ であったらどうしますか
 
普段から 防災減災を心掛けている皆さん
あなたはこの問いを
ご自分のご家族に問いかけることが出来ますか
どんな答えが返ってきますか
 
例えばあなたが亡くなってしまったとして
残されたご家族がどんな気持ちで
あなたを探し回るのか知っていますか


世界から取り残されたような孤独を知っていますか
 
自分の時間が止まってしまうことを知っていますか
 
いくら泣いても涙が枯れないことを知っていますか
 
あなたは 耐えられますか
 
 
童話の北風と太陽では
両者が旅人のコートを脱がせようとします
北風が冷たい風を吹き付けると
旅人はよりコートをしっかりと体に巻き付け
決して脱ごうとはしません
次に太陽が暖かい日差しを浴びせると
旅人は遂ににコートを脱いでしまうというお話です
 
残念ながら 太陽のように暖かい日差しで
皆さんの心を溶かすのを待つことはできません
なぜなら 震災前の私たちのように
自分の身の回りで
信じられないようなことが起きない限り
被災する残酷さや厳しさを
ご自分のこととして置き換え考えることが
とても難しいことだからです
ですから私は 皆さんがコートを脱ごうが脱ぐまいが
このように厳しい北風を吹き付けるのです
 
北風の中でもコートを脱ぐことが出来なければ
ご自分の家族に掛けてあげることは出来ないのです
 

被災した人間の気持ちの一端です
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