普段の生活で必要とする何気ないものが
災害時には手に入らなくなります
 
「 食料の準備 」について
 
災害時に備えて 
非常食を用意されている方も多いと思います
例えば 日持ちのする缶詰
レトルト食品
長期保存のきくビスケット類
カンパン
飲料水
粉末のスポーツドリンク等々・・・・
準備を整え 安心されているのではないでしょうか
 
しかし それはあくまでも
被害のひどい状態から抜け出すまでの
数日分ではありませんか
もしかすると 
非常持ち出し袋に入りきる分だけではありませんか
 
大きな災害時には
道路が断絶したり 崩壊したり
また 様々な店舗が大きな被害を受けるために
物資の流通が大変難しく ほとんどの場合
日配品である 
乳製品 卵 納豆 豆腐等は手に入らなくなります
 
東日本大震災の時は
広い範囲で 長期の停電がありましたので
冷蔵 冷凍食品も買うことが出来ませんでした
 
その様な状況の中
私達が被災後 初めて買い出しに行った時
真っ先に 食料品店の棚から無くなってしまったものは
米と乾麺 特にスパゲティ類でした
もちろん 菓子パンの果てまで無くなっていました
 
やっと再開した店舗に入る際にも
朝方 2時3時頃から並び始め
その行列は建物をぐるりと取り囲み
さらに長く長く続いていました
店舗に入場する際にも
人数制限があったり 
品数を何品までと決められてしまいます 
 
東日本大震災当時 しばらくの間
現地では 様々なものが入手困難となりました
 
大きな地震 津波や火災のように 
自宅が倒壊 流出 焼失で失われない限り
 
停電の中でも煮炊きが出来る 「 火の準備 」
乾燥状態で日持ちのする   「 主食の準備 」
主食に味をつける事が出来る 「 調味料の準備 」
 
飲み水以外 最低限この備蓄を絶やさずにいれば
あくまでも最低限ですが
調味料で生きるために必要な
塩分 糖分 を補い 
飢えずに過ごすことが出来ます
 
私の場合 津波で自宅が全壊流出でしたので
上記の全てが手元にない状態で
避難所や叔父の家に避難させてもらいながら
何とか のり切ることが出来ましたが
震災当時 生と死が真横に並んでいた世界で
自分が何をどうしているのかさえ 不確かな状態で 
栄養の偏りなど 心配するどころではありませんでした
 
とにかく 飢えずに命をつなぐこと
厳しいようですが
災害時には 災害時の生き方があります
東日本大震災を経験した小さな子供達も
食べ慣れないものを食べ じっと耐え抜いたのです
 
食べ物がないということは 
便利な生活に慣れきった人間にとって
想像もできないような 大変に辛いことなのです
 
被災経験のない人でも 何も持たず 
体一つで避難することを条件に考えることで
最低限必要なものが見えてくるはずです
 
ちょうど この時期 
お盆で帰省される方も多いと思います
大切なご家族やご友人と 
お互いがどのような準備をしているか
お子さんを交えて 話し合ってみてはいかがでしょうか
普段 考えていなかったような
新しい発見があるかもしれません
 

被災した人間の気持ちの一端です
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