マンション生活が長かったからなのか、実家がそうだったからなのか、ベランダが嫌いなのです。
こんなこというと妻も家族も建築士もポカ~ンとしますが、大体のベランダの目的はというと、南側の部屋に明かりを入れるために、床まである大きな掃き出し窓をとって、その前に目隠しの意味で0.5間幅ぐらいのベランダを設けているのが多いと思います。 特にリビングとかには多い設計です。
でもせっかく大きな明り取りの窓を設けても、通常こういうベランダは洗濯物干しに使われています。 明かりが差し込む時は洗濯日和でもあるので、勢い一番景色がいい時間帯の窓は、洗濯物で目隠し状態。 勿論、敷地の都合上、ここにしか洗濯物を干すことができないのですが、当初思っていたような景色を楽しむような状態には中々なりません。 その上、洗濯物が無い日でも窓から0.5間の距離に手摺の壁がありますので、座った状態では壁を見ることになります。
そして、掃き出し窓という存在は、室内の家具の配置を大きく制限してしまって、窓の前を避けるような家具配置とせざるを得ないということになってしまいます。 日本の家の設計は、こういうデメリットがあるにも関わらず、建ぺい率や容積率や予算の関係で、どうしても洗濯物を干す空間が確保できず、これまた慣習だったり風通しを良くする目的で、リビング等、部屋の前にベランダを設け、洗濯物を干すという設計になってしまっていると思います。
ところが、我が家の間取りプランでは一部屋ぐらいの家事室を設けて、ここに洗濯物を室内干しすることになっています。 そうなると部屋(リビング)に掃き出し窓を設けて、その前に幅の狭いベランダをわざわざ設ける意味が曖昧になってきます。 大きな窓は良いとしても掃き出しでは窓に寄せてテーブルやソファーが置けません。 私は蛍族なので直ぐにベランダが無いというのも辛い気がしますが、日本以外であのようなベランダが一般住宅であるのを余り見たことがないので、この種のベランダなしでも良いかな、と思っています。
と、独断と偏見と世迷言でよく見かけるようなベランダは一切なしの設計にしてもらいましたが、広く大きなベランダ自体は好きなので、3階に脱出経路も兼ねた6畳ほどのベランダ(バルコニー)は設けてもらいました。
因みに、見積りで判ったのですが、何気につけているベランダですが、結構工事費が高いことを知りました。坪で計算している標準の部屋の方が安いように思いました。見積りによるでしょうが・・・。