ヒップホップ生誕の地 | Flowers Against The Wall

ヒップホップ生誕の地

1520 Sedgwick Avenue



1973年、ニューヨーク、ブロンクスの集合住宅、集会場

ジャマイカ移民だった、クールハーク少年は、
幼少期の記憶に残る手法をマネて、サウンド・システムを持ち込み、"Sister"というから、彼のお姉さんか妹さんの誕生会が最初のパーティーで、この場所でフリー・パーティーを企画するようになった。

レジェンダリー・クール・ハークは、
楽曲フルコーラスのなかでも、ヴォーカルが止まり、ビートが主役になるパート=ドラム・ブレイク、そのパートがすんごく好きで、そこだけを繰り返し聴きたい、聴かせたいと思ったそう。
で、同じレコードを二枚買ってきて、そこのパートを交互に繰り返しかけることでサイズを長くすることを思いつき、この奏法はたちまち評判に、音楽界に革命が起きた。ブレイクービーツの誕生。
ヒップホップの誕生だ。

このたびこの地は『ヒップホップ生誕の地』として、ニューヨーク州により史跡認定をうけたとのこと。
でも間もなく、低所得者向けの住居に転用販売される予定でもあるそう。

レジェンダリー・クール・ハークは、この地をキリスト生誕の地、ベツレヘムに例えて保護することを訴えている。

もちろん残せたほうが楽しいし、行ってもみたいとも思う。
ただ、大切なのは『場所』ではなく『史実』であり、ボクらがそのエピソードを『知る』ということで、後世に伝えていくことなんじゃないかと思う。