誰にもある はじめて | Flowers Against The Wall

誰にもある はじめて

初めてクラブに行ったあの日、
ま、新宿のディスコだったんだけど、
ボクは高校生だった。

スゲェびびってたな。
「君たち高校生でしょ。生意気ね」なんてお姉さんたちがあらわれるじゃねぇ? 期待も淡く、現実は話しかけることすらできずに、
精一杯の勇気で「飲み物はココですか?」おとなしそうな人にひとコト話しかけて、
一緒に行った友達には「さっきカウンターのとこで、OLさんと喋ってきたけど。イイ人だったよ」なんて自慢。

常連さんがカッコ良く見えて、
「『ふら』っと来ましたよ」って感じ、
店員と仲が良さそうってのが、なんかスゴいとか思っていて。

クラブをあとにした時の、あの妙な敗北感と興奮とが入り交じったような気持ちを覚えている。

精一杯背伸びをした若者たちを見かけると、
懐かしさと愛おしさを感じてニンマり 「頑張れ!」。